松阪散歩も最後になりました。松阪には江戸時代に活躍した多くの商人の旧宅があります。最後にその素敵な豪邸をご紹介します。魚町通り沿いにある「松阪商人 長谷川治郎兵衛家旧宅」です。公開は日曜日と祭日だけのようです。ラッキーでした。
とにかく広いです。敷地内には蔵が5個、離れ、東屋、そして広い庭園に神様まで祀られていました。鳥居もありました。長谷川治郎兵衛さんがどれだけすごい商人だったか分かりますね。長谷川家は三井家、小津家とともに松阪3大豪商といわれいたそうです。
かまど。いっぱい使用人の方もいたんでしょうね。なんかここで、ご飯が炊けるのを想像すると美味しそう。奥には大きい水がめもあります。
入り口を逆から。
江戸で商売をしていた時の様子が絵で残されています。隣は現在の写真
この次の写真から「大正座敷」です。もっとも格式の高い座敷
キリシタン灯篭と言われる珍しいもの
ちょっと見にくいですが、色んなところに素敵な飾り仕事がなされています。今、こんな家ないですよね。ほんと素敵です。
なんと離れの写真がありません。離れは大きい和室が二つあり、少し斜めを向いています。お城が見えるように作られたようです。離れの前は広いお庭で、景色が良かったんでしょうね。
魚町通りから見た長谷川邸です。素敵な通りです
長谷川邸から少し行くと「本居宣長宅跡」があります。
宣長が12歳~72歳まで暮らした住居跡で国の特別史跡に指定されています。小さいお家だな―と思ったら、旧宅は本居宣長記念館に移築されているそうです。
入口から移した写真の右上に少し松の木が見えていますが、この松を大切にしていたそうです。建物を移築する時松の移築は困難として魚町に止められたと書かれています。
松阪ぶらり散歩、すごく楽しかったです。もう時間がなくて終わりになりますが、とても素敵な街並みやお屋敷に1日楽しませて頂きました。まだ見ていないところが沢山あるので、ちょっと心残りですが、また松阪に来れる日を楽しみにとっておきます。