高齢者様の飼育放棄案件 | すずの家の活動

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「NPO法人 黒猫すずの家」の、活動報告やお知らせを掲載します。

高齢者様の飼育放棄案件について

5月初めのこと。
高齢のお婆ちゃんが、目が見えにくくなってきて、猫の世話ができないと知人の方に相談したそうです。

その猫は、3歳の女の子で、産まれた時からケージ暮らしで、不妊手術やワクチンもしていないとのこと。
(もともとは3匹いたそうですが、なぜか1匹になっていたそうで、他の猫は外に出してしまった可能性あり)

ある日、もう猫は飼わないから市役所(保健所?)に連れていってほしいと話していたようで、もちろん保健所からは引取りを拒否され、知人の方で1ヶ月間、新たな里親様探しを行ったそうですが見つからず、どうしたら良いかとご相談を受けました。

私の方でも、一度引き取りはお断りしておりましたが、お婆ちゃんは認知症もあるのか、家はゴミ屋敷状態で、猫トイレもあまり掃除しておらず排泄物がたまり、話し合いにも応じる感じではない方ということをお聞きし、そんな所に猫をおいてはおけないと思い、知人の方に保護していただき、引き取ることにしました。

実際、保護に行っていただいたら、大人猫1匹と子猫2匹の計3匹いたそうです。
大人猫ちゃんは、ケージから出たことがないようなので親子ではなく、どうして子猫がいるのかは、お婆ちゃんの言うことが曖昧で詳細が不明なのですが…

いつも思うことですが、保護猫活動は予定通りにいかない事が多いですよね…
聞いていた頭数より、多かったり、少なかったりで…

お婆ちゃんは、3匹ともいらないから引き取ってほしいと言っていたようなので、3匹とも保護することにしました。

保護主さんと動物病院の駐車場で待ち合わせをして、すぐに診察していただき、必要な医療を行って、幸い3匹ともに猫エイズ、白血病もなく、健康状態は良好でした。

子猫たちはタイミング良くお声がけがあり、トライアルに行くことができました。

大人猫ちゃんの方は、預かりボランティアさんでお世話をしていただき、避妊手術も済みました。
もうすぐ2回目のワクチンを行う予定です。
つきましては、大人猫ちゃんの里親様の募集を開始いたします。

この子は、引き取り当時から全く攻撃性がなく、とても人馴れしていました。
自分の子猫でもない子猫を一生懸命面倒みていた優しい子です。
白三毛ちゃんで、背中の模様が特徴的です。

保護猫を家族に迎え入れたいとお考えの方がおりましたら、まずはDM等でお問い合わせください。

宜しくお願い致します🙇