カルダミネ・リラタ

Cardamine lyrata

 

和名はミズタガラシ。日本に自生しています。

東アジア一帯に分布していてJapanese cressや

Chinese ivyなんて呼び名もあるそうです。

 

種小名のlyrataは楽器のlyra(竪琴)からきていて「竪琴状の」という意味です。

ほかの植物や貝にも、このlyrataが種小名になっているものがあります。

ちなみに、こと座もラテン語ではLyraです。

 

自生しているものは低い水温を好むようですが

アクアリウム用のものはそこまでシビアではありません。

暗いとあからさまに貧弱で色が悪くなるので明るい環境が良いと思います。

 

ボトルアクアリウムで育てている様子はこんな感じ。

 

黄緑色の葉で直径は1.3cm程度。

葉柄は長いところだと3cmはありそうです。

ツル性植物みたいな草姿はアクアリウムで使われる水草ではあまりない見た目。

細い葉の水草と合わせたら涼しげな水景が作れそうですね。

丸葉でツルっぽいというとアマゾンチドメグサや

オーストラリアンドワーフヒドロコティレが似てるかも?

 

水温は室温任せ。在宅勤務でエアコン付けっぱなしなので室温25〜28℃です。

換水は1日1回、水道から掛け流し。

二酸化炭素添加なし。

ライトはありませんが北東向きの窓辺に置いています。

底床は津軽プレミアムという砂利です。

肥料はテトラ イニシャルスティックとハイポネックス原液を使っています。

 

這わないかな、と期待を込めて前の方に植えてみましたが難しそうですねぇ。

中景、後景のワンポイントや端の方に植えるのが良さそうです。

 

トリミングには強いです。切った節からすぐに新しい葉が出てきます。

 

トリミングしたものも挿し戻しておけば根付くのでたくさん増やせますね!

伸ばしっぱなしにすると水面をぐるぐる這い始めるので

適宜トリミングするのが良いと思います。

 

あまりメジャーじゃないけど成長が早く、観察するのが楽しい水草です爆笑

新しい葉が数日でぐわっと大きく展開する様子は圧巻ですよ。