●シャーマンは永遠の生命をめざす!!【第4章】 | 第三の眼

第三の眼

神秘行を正しく理解し正しく実践する神秘行ブログへようこそ、このブログでは神秘行を
正しく理解し正しく実践する方法を考察しシェアしていきたいと思っています。

●シャーマンは永遠の生命をめざす!!【第4章】

 
【永遠の生命をめざす呪術師たち】

~呪術師の 呪的死と再生~

紹介してきた、シャーマンの世界は仙道ヨーガチベット密教といった神
秘行と驚くほど、類似性があります。

まず、シャーマンが使う灼熱のエネルギーは、仙道では大周天(煉気化神)
の段階で発動する、真気と呼ばれる、灼熱エネルギーと同じものと考えられ
ます。

同じく、大周天採薬段階では、様々な光による光景や映像が現れ、最終的
には、陽神 という、光のエネルギーをもつ分身ができる。

 


シャーマンの呪術で言えば、ティアが動物学者に見せた、林や宇宙を消して
見せた方法なのかもしれません。

呪的飛翔 については、仙道では出神(煉神還虚)段階で、先の陽神

体から離れ、別の世界へ旅をするといった、ことと同じことなのでしょう。

仙道では、この先があり、宇宙の本質的な働きと同一化する段階があります、
これは、『還虚合道』という状態で、一言でいうと自己の消滅です。

この段階まで達したら、その人の人格や能力は別のものとなり、変わってし
まいます、このため 〝それまでの自分の死”と呼ばれます。

仙道では、この段階を『 白日昇天 』といい、不老不死となり、何百年も現世
にとどまるといった仙人になれます。


ヨーガやチベット密教でも、ここまでくると輪廻転生から逃れられるうずまき
スーフィーでは、神の本質を分け入り、神そのものになる。

シャーマニズムの中にも、こういった段階を見いだせて、シャーマン

イニシエーションと呼ばれます。

このイニシエーションでは、抽象的な死の体験をし、様々な意識の世界を

巡ったあと、シャーマンは、別の人格として再生をします。

この再生は、凄まじいもので、シベリアのシャーマンは、入門者をテントや

洞窟などに横たわらせ。

幻覚剤や薬草を使って灼熱のエネルギーを体感する、次にトランス状態に

入り、肉体的な死の体験をするドクロクローバー

 


死の体験は、死霊が訪れ、入門者の手足を切断し、体液を全て抜き取

ります。

あるいは肉をそぎ落とし、両目を抜かれたり、することもあので、ハンパ

な苦痛ではないそうですねゲッソリ

 


そぎ落とされた肉は、死霊たちに食べられたあと、新しい肉体と血が

与えられ、 呪的飛翔 を体験しますキラキラ

入門者は精霊界へと行き、呪術の力を授けられ、生まれ変わり再生し

ます。

 

死から再生の期間は、個人差はありますが、3~7日間ぐらいかかり、

その間は食べ物も、水も口にはしないカレー


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

修験道にも、よく似た行があるそうです。

入門者を新客と呼び、まず、胎蔵界入りし、娑婆(俗界)との縁を切る。

この行は、昔は10ヶ月もこの行を行っていたらしいですが、いまは10日

ほどだといいます。

新客は、地獄右矢印餓鬼右矢印畜生右矢印修羅右矢印右矢印の六道を通過する

修行を行う、なかなかの苦行らしいです。

ほかにも、色々な行をするらしいですが、最後に『 火渡り 』の行が行わ

れ、修験者の位を授けられるそうです。

 


胎蔵界で生まれ変わり、別の世界を通過し、ラストに『 火渡り 』、完全

に一緒ではありませんが、シャーマンイニシエーションと共通点を見

いだせます。