わたしは20代の頃、書道を習っていたことがあります。
字が上手になりたいなぁという気持ちからでした。
小学校の時の先生が講師だという気安すさもありました。
その先生が、所属している書道連盟みたいなところが、書道用の
名前をつけてくれました。
自分の書いた書体から、名前を決められました。
その名前が、渓風でした。
確か説明があって、春の青々とした山奥のイメージらしかったです。
私の中では、まだ若葉色したもみじが、川の上流から流れていく・・
という風景が浮かびました。
それから、わたしは自分はどこに行こうとしているのか、と考えるとき
自分が川を流れていく笹舟のように感じます。
わたしは、流されるまま進んで行くのです。