Psychopathの落としもの -3ページ目

ごはんの話

昨日から食事が出るようになった。
「最初は重湯からね。」って聞いてたし、まぁ覚悟はしてたけど…。
不味いなんてレベルじゃなかった(笑)
蓋付きのカップにドロドロの液体が入ったものが2つ。
100gずつなんだろうね、メニューに重湯200gってあったから。
食事の際の熱傷予防の心遣いだろうが、もちろん室温まで冷めている。
蓋はしてあるものの、表面は乾燥して膜が張っていた。
あの、えっと、これを、どうしろと!?
しばし眺めて、カップを傾けたものの、やっぱり無理!!
塩味も何もないし、でんぷんのり以外の想像ができず早々にギブアップ…。

トレイに載っていた、もう一つのメニューは野菜ジュース200cc。
キャベツとブドウのブレンドだったかな。
これまた室温の紙パックを軽く振って、ストローを挿す。
「ぬるい、しかも甘い…。」
人間の舌は冷たいものに対しては甘味の感覚が鈍るらしくて、このジュースも冷えていれば適度に甘くて飲みやすいんだろうけど、常温では気持ち悪いだけだし。
と、こちらもリタイアして朝食終了。

そして昼食タイム。
そんなに急にマシな食事が出る訳もなく、朝と同じく重湯200g。
はい、却下!!
ジュースの代わりに出たのは味噌汁200cc。
重湯と同じカップに100ccずつ2杯、常温で何やらトロみのある液体が登場。
恐る恐る口を付けてみたが、具など当然なく、非常に味も薄い。
ダメだな、こいつも。
お昼ご飯終了です。

夕食は重湯200gに、パインキャロットジュース200cc。
以下同文で。

翌朝はヤクルトジ○ア白ブドウ味が追加されていた。
ああ、前日より一段階ステップアップ的な?
とりあえず、飲み物系だけ啜って流し込んだ。

朝の回診時間、医師がにこやかに言う。
「昨日から食事が始まりましたが、どうですか?しっかり食べて、体力つけて、次に進みましょうね。頑張りましょう!」
私は遠い目(笑)をして答える。
「無理です。でんぷんのりでも、温かければ我慢しますが、あれは食べられませんでした。」
医師は困っているようだ。
「いや、しかし食べないと体力が…。わかりました。午後からは普通のお粥とか、何かもう少し食べやすいメニューに変えてみましょうか。」
そして、次回に続く(笑)
長文でスミマセン…。

ちょっと復活

手術終了から5日経過。
身体を動かすのも随分と楽になった。

木曜日にストーマの手術をして、日曜日までは「痛い…。」以外は喋れない気分だったし、1㍉だって動きたくなかった。
ただし、しっかり術前に看護師さんに釘を刺されている。
「早く回復するためにも、手術が終わったら身体を動かしてもらいますからね~♪」
そして予告通り、
「体温と血圧測定しまーす。身体を起こしてくださーい!」
「身体、拭きますよー。もうちょっと背中を左側に向けてー!」
「今日は頭を洗いに行きますよー!」
と、あれやこれやとお世話してくださる。
そして毎回とどめに、あるいは突然ドアをノックして、
「じゃ、ちょっと歩いてみましょうか。はい、お散歩に行きますよー!」

おかげさまで、4日目に気がつけば、前日までより格段に動くのが楽になっておりましたとさ。

手術が決まった

ストーマの手術日が決まった。
木曜日だって。
今週中の手術のスケジュールは埋まってるのに、入れてくれたらしい。

今は内視鏡も通らないくらい腸が狭くなってて、いつ閉塞を起こすかわからないから水分以外ずっと絶食。
このままじゃ体力も落ちるし、抗癌剤治療に入れないので、口から食事を採れるようにするためだそうだ。
先生が丁寧に説明してくれて、手術の内容も手術する理由も理解できたつもり。
でもやっぱり、手術って怖いし、ストーマもショックだし、不安ばっかりだ。