秋田鬼母、姑息なアリバイ工作…人目につく場所へ

 


不可解な行動と矛盾点が次々と浮上する畠山容疑者
不可解な行動と矛盾点が次々と浮上する畠山容疑者
 秋田県藤里町の米山豪憲君(7)殺害事件で、能代署捜査本部に死体遺棄容疑で逮捕された鬼母、畠山鈴香容疑者(33)が、豪憲君を殺害した後、能代市内 のスーパーやコンビニエンスストアを何度も訪れ、店員らに目撃されていたことが12日までに分かった。あえて人目につく場所に行くことで、アリバイ工作を 図ったとみられる。鈴香容疑者の供述には矛盾点も多く、捜査本部は計画殺人の疑いを強めている。

 鈴香容疑者のアリバイ工作は自宅で豪憲君を殺害した直後から始まる。

 5月17日午後3時半ごろ、豪憲君を絞殺した後、鈴香容疑者は遺体を軽乗用車に積んで約10キロ離れた市道脇の草むらに放置した。

 殺害から2時間後の同日午後5時半。鈴香容疑者は実家から車で約5分の場所にあるスーパーに立ち寄る。スーパーの防犯カメラが鈴香容疑者の姿を捉えていた。

 豪憲君の父親から午後8時2分に行方不明を知らされ、午後8時半ごろ捜索に参加。翌日の午前2時ごろまで自宅で能代署員に事情聴取されていたが、終了直 後には同市内のコンビニエンスストアで缶コーヒーなどを買っていた。同日午前8時にも、同じコンビニを訪れ、缶コーヒーなどを買っていた。

 捜査本部では、外出で人目につく行動をとることでアリバイ工作をみている。

 一方、鈴香容疑者の“涙の供述”が、黒い涙だった可能性が高まっている。供述の矛盾点が多数浮上しているのだ。

 衝動的な殺害を強調するわりには、軍手や凶器とされる着物用の腰ひもが近くにあるなど不自然。会見でこの点を聞かれた弁護士は「その…。本人から聞いていません」と言葉に詰まった。

 豪憲君の靴下にはウサギの毛が付着していなかったことも分かり、「靴を脱いで自宅に上がり込んだ」との供述はウソの疑いが強い。鬼母は「殺害後に靴をはかせる」と話しているが、つじつま合わせとみられる。

 豪憲君の姿が亡くなった彩香ちゃん(9)とダブったことが動機とされるが、「それほど彩香ちゃんをかわいいがっていたのか」との見方がもっぱらだ。

 刑事訴訟法の専門家によると、「計画殺人では衝動殺人と比べて、刑期が倍違う可能性も出てくる。鈴香容疑者が、そこまで賢いかは分からないが…」と話す。

 稚拙すぎるストーリーに翻弄(ほんろう)される捜査本部。鬼母はいつになったら、本当に反省するのだろうか。



 素人なんではっきり言えることではないが、素人目からしてもこれは計画的ではないかと思う。記事中にも書いてある通り殺害につかう軍手や凶器を使うと言ったことは不自然極まりない。衝動的だったとは思いがたいものである。

 長期間に渡って容疑者は何か心にフラストレーションがあったのかもしれない。それが豪憲君へのものかどうかは分からないが、結果ターゲットとしてその解消先が豪憲君へ行ってしまったものだと思う。

 このような犯罪が二度と起こらないように本当の動機の解明をして発表して欲しいと思う。


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