北、ミサイル発射準備か…米も射程「テポドン2」

 


その威容や具体的な性能は一切明らかになっていないテポドン2(写真はテポドン1)
その威容や具体的な性能は一切明らかになっていないテポドン2(写真はテポドン1)
 北朝鮮が米国の一部を射程におさめるとされる長距離弾道ミサイル「テポドン2」の発射準備をしていることが19日、明らかになった。米国による北朝鮮へ の制裁措置など圧力が強まっている中、核開発をめぐる6カ国協議開催のめどもたたないため、米国を揺さぶる狙いとみられる。

 日本政府関係者などによると、北朝鮮北東部の咸鏡北道舞水端里のミサイル基地で今月初めから、大型トレーラーなどの動きが活発化しているという。衛星写 真によって、全長が「テポドン2号」(32メートル)に近い大きさのミサイルが発射施設の近くに持ち出されていることが確認された、との情報もある。

またまた、将軍さまのご乱心か(ロイター)
またまた、将軍さまのご乱心か(ロイター)
 麻生太郎外相は19日午前の衆院外務委員会で「かなり前から知っている」と述べた。

 「テポドン2号」は「テポドン1号」(射程圏約1500キロ以上)の改良型で、射程圏は約3500-6000キロと言われてきた。だが、米政府高官は 2004年12月、「北朝鮮がテポドン2号を発射した場合、数百キロの弾頭を搭載しても、射程は1万5000キロに及び、米国の一部に十分到達する」と証 言。開発の詳細は不明だが、搭載する弾頭が軽量化されれば、米国西海岸への到達は可能だとみられている。

 米国防総省当局者は発射準備の可能性について「これまでのところ、そうした情報は得ていない」と語っているが、日本政府関係者は「情報は入っているが、 情報の確度が高いかどうかは不明だ」と述べた。ミサイル発射をめぐっては、2002年9月、小泉純一郎首相と金正日総書記との首脳会談で凍結することで合 意している。



 ミサイルの遠距離射撃を可能として力を誇示しようというのか、それとも追い詰められたら力で逆に屈させようとするものなのか。

 このような記事を見ているとぞっとする話である。アメリカの一部に到達できるほどなら、日本はどこにでもミサイルによる爆撃が可能ということ。いつ自分に飛んできてもおかしくないということだ。兵器廃絶で世界が平和になる日を願ってやまない。


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