こんにちは😊
長文になります。
 
あまり 乗る機会がない 地下鉄 新宿線。
楽器🎻 を持っている乗客が 多いな~と思っていたら、
みんな 初台駅で降りました。
 
私も、彼らについていったら、あっという間にここに
来ました。
 
 
新国立劇場。
・・・ということは、楽器持っていたかたは、
東京交響楽団の メンバーか !(^^)!。
 
突然、急遽、 代役?で、
体調不良氏 に代わって、ここに来ることになりました。
 
劇場入り口では、 クマさんがお出迎え。
なんだか 困った(くまった)ような顔をしています。
 
 
オペラ  エウゲニ=オネーギン
千穐楽。
原作:プーシキン
作曲:チャイコフスキー
 
題名くらいは、耳にしたことはあるけれど、
まったく 予備知識ゼロ。
前日に 大急ぎで あらすじだけ
頭に入れました。
 
 
ロシアの 田舎に住む姉妹。
長女は大人しいタイプで、次女は活発(よくある?)。
妹の婚約者が連れてきた イケメン君(この人がオネーギン)に
はじめての恋心をいだいてしまった姉。
彼に手紙を書いて 告白しますが、ふられてしまいます。
(イケメンというのは、私の個人的感想です。
実際、昨日のオネーギン役 ユーリ=チュルクさんは、
すらりと背が高く、めちゃめちゃハンサムなうえに、
経済学・会計学の学位ももつという素敵な方ラブラブ
 
 
田舎のおうちでの宴会で、オネーギン君は、
妹とばかり踊ります。
あったまに来たムキー 妹の婚約者、なんと
オネーギンに 決闘を申し込み・・・銃ガーン
 
友人であったはずの男を 殺してしまった
オネーギン。
数年後に 中年の侯爵と結婚して、見違えるように
エレガントな夫人となっている姉と再会・・・
そして・・・・しかし・・・ といったような物語です。
 
*****
 
いろいろ楽しかったです。
 
*昔のロシアでは(農民とか一般ピープルは違うかもですが)
まだ若~いころに 親が結婚相手を決める。
(第1幕での 妹はまだ、中学生くらいの年齢)
*女性から男性へ 手紙を書く・告白するなんて、
ありえないこととされていた。
なんだか、どこの国も 昔は同じようなことが常識と
されていたのですねぇ。
 
*田舎のお家での宴会というのが、多分、
今なら合コンとかマッチングアプリみたいな
役目をはたしていたのかも(私の感想)
 
*第3幕で、貴族の奥様を象徴する豪華で美しい
ローズレッドのドレスを
舞台上で脱ぎ、若いころの部屋着と同じ
白い衣装になる ヒロイン。
これって、歌舞伎の”ぶっかえり”みたいじゃないかと
思いました。(歌舞伎と違って、彼女は
ドレスを脱ぐのですが)。
衣装を急に変えることで、気持ちまで変わる!
(ぶっかえり=上半身の衣装を垂れさがらせ、
それまでと全く違う姿になるだけでなく、
役の本性を表したりする歌舞伎の手法)
 
*そして、何より、チャイコフスキー飛び出すハート
最高(^^♪。まったくお初のオペラだったのに、
音楽を楽しめました。
 
*****
 
昨日の舞台は、
演出家、指揮者と
歌手では、姉妹のお二人と 妹の婚約者役が
ロシア出身。
タイトルロールのオネーギンと
姉の夫となる公爵役は、ウクライナ出身。
カーテンコールでは、皆さんが手をつないで、
何度も超満員の客席からの 👏拍手に こたえていました。
音楽の力は、ほんとにすごいです。
こんな世の中だからこそ 芸術って大事だなと思いました。
 
思いがけず、良い舞台を観ることができて、
本当に良かったです。