おはようございます。
3つ並んでいるものを区別するのって
難しくないですか?(  ̄っ ̄)
エストニア・ラトビア・リトアニア(バルト3国)とか
ノルウェー・スウェーデン・フィンランド(北欧3国)とか
(え?という方が万一いらっしゃいましたら、下の地図で
確かめてくださいね)
あと、・・・・
群馬県・栃木県・茨城県(北関東3県)とか
ごっちゃになりませんか?
お住まいになられている方には、申し訳ないけれど、
なんだか区別が難しい・・・(私だけでしょうか?)(・Θ・;)
で、何が言いたかったかというと、・・・・
先日読了した、村上春樹さんの紀行文『ラオスにいったい
何があるというんですか?』のなかに、
フィンランドをとりあげた一章があったのです。
おおっ!!北欧の國フィンランド!!
いまピアノで、ちょうど北欧の作曲家 グリーグの曲に
チャレンジ中ですし、北欧についてなにか知りたい!と
思っていた矢先です。
グリーグはノルウェーのベルゲン生まれ。
彼の曲には、どれも北欧の情緒が深く盛り込まれているそうです。
(フィンランドとノルウェーでは、いろいろ全然違うやん?
というまっとうなご意見は、この際無視して、
3つ一組理論(←勝手に命名)で、ひとくくりです!)
フィンランドの文章では、春樹さんは作曲家シベリウスのことを
書かれています。
シベリウスさんこんな人です。
亡くなったのが1957年!最近の!?人じゃないですか?
彼は92歳で亡くなるまで家に水道を引かなかったそう。
工事の音が作曲に差し支えるからと。
かなり頑固で神経質な方だったみたいです。
冬の北欧で家族が、井戸へ水汲みに行ったり
外便所を使うのは、さぞ大変でしたでしょうと春樹さん気遣い
しています。
また、彼は50歳の誕生日に友人からグランドピアノを
贈られるまでは、アップライトピアノを使っていたのだとか。
「シベ公くらいの世界的作曲家が、グランドピアノも
持っていないのは、フィンランドの恥(村上さんの原文のまゝ)」と
友人たちが基金を募って買ってくれたのだとか。(´□`。)
フィンランドとノルウェーでは、同じ北の国といっても
文化も歴史も地形も、全然違うはず(←行ったことがないですが)。
まして、グリーグさんとシベリウスさんは、別の人ですし。
なので、シベリウスのエピソードを読んだからといって、
グリーグの曲の知識に役に立つかというと、
はなはだ疑問ではありますが、・・・・。
なかなか興味深かったです。
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で、こちらが↓、グリーグの「ホルベアの時代より~古い様式による
組曲」の前奏曲の一部です。
バロック時代の作曲家スカルラッティを意識したという
美しい曲ですが、とにかく(私には)難しい。
一見、シンプルそうなのですが、左手!!
レ~ソ(へ音記号譜です!)が一塊のなかに!
届かないじゃあないですかΣ(゚д゚;)
グリーグさん、かなり手が大きかったとお見受けいたします。爆。
いくら手が大きくてもこれは届かないでしょうね・・・。
生物学では同種の中で熱帯に棲むものは、比較的小柄、
寒冷地に棲む者は、大柄になるという法則があるそうです。
北欧におすまいのグリーグさんも、大柄だったのかしら。
手が交差したり、右手と左手が重なったり、
手が大きければ弾きやすいという曲でもないところが
本当にやっかい。
でも、この曲大好きです。
わたしの友人のピアニストさんが言うには
「グリーグの曲。好きなひとなら絶対弾けるように
なってる。グリーグおじちゃんの曲、愛があるの」。
グリーグおじちゃんの愛を、楽譜から探せるように
がんばってみます。
近日中に、ピアノ仲間さんたちのピアノを囲む会があるので、
その時、グリーグ(のようなもの)2曲を弾かせていただけたら
嬉しいです。なんじゃ。これ?というほど
練習途上ですが・・・。秋と年末に向けて半年間
チャレンジしてみます。