2024.5.9(木)


朝7:00頃に起床。

本当は6:00くらいから目が覚めていたが

前日の睡眠薬がよく効いていたのか、

身体と頭がボーッとして思うように動かず

ベッドでまどろんでいた。


8:00すぎ

豪華な朝食が運ばれてくる。

医師からは陣痛促進剤を使っても

産まれるのは午後だろうと説明を受けていた。

午後の出産に備えてしっかり食べておこうと

思い、完食した。


洗顔や歯磨きをして、少しボーっとしていると

助産師さんが部屋へお迎えにきた。

9:00から陣痛促進剤をいれる処置をするから

移動の準備をしてくださいとのこと。

貴重品やタオルを持って移動した。

(この部屋に産後まで戻ってこれないことを知らず、予備の産褥ショーツや、手形を取る用紙なども持っていけばよかったと、後悔することになる)


案内されたのはLDRだった。

ここで陣痛促進剤の処置だけして、

その後は部屋に戻るのかと思いきや、

お産が終わるまでこのLDRは

今日は私の貸切になるようだ。


今日担当になる助産師さんが挨拶にきてくれた。

ベテランさんっぽくて安心する。


9:10

医師の診察。

前日に入れたラミナリアを抜く、地味に痛かった。

子宮口は3センチくらい開いていたようだ。

そして陣痛促進剤を膣に挿入。これも地味に痛い。

陣痛促進剤については、

今後の様子を診ながら

3時間おきに入れることになるらしい。


お腹にはNSTをつけた。

このためトイレに行くには必ずナースコールを押さなくてはならず、点滴もしているためトイレ回数も多くてなり、何回もナースコールを押すことになり、助産師さんに申し訳なかった。



助産師さんがリラックスするために

『アロマでも炊く?』

と聞いてくれた。

香りも色々嗅がせてくれて、

最終的にオレンジ系のスッキリする香りを選んだ。

ここでも普通のお産のように扱ってもらえて、

気持ちが和らぐ。


その後、午前中はなんの進展もなし。

お腹が張る感じもなし。

胎動も感じる。

まだ生きていてくれてるんだ…。


LDRに備え付けのリラックス効果(?)のある

イルカが泳ぐ映像モニターをみたり、

スマホをかまいながら過ごす。


様子を見に来てくれた

助産師さんにお産の進み具合を聞いてみると、


『今のお腹の張りはいい感じかな。

 でも、赤ちゃん足から産まれてきそうだから、

 最後に頭が引っかかっちゃってそこは

 ちょっと痛いかも』


と、言われる。

再び不安になる…。



12:10

医師の診察と2回目の陣痛促進剤の挿入。

子宮口は3〜4センチくらい。

これから急にお産が進むかもしれないから、

夫の立ち会いのためにはそろそろ呼ぼうか

、言われて夫に連絡。

抗原検査をしてLDRに夫が入れたのは

13:00頃だった。

私のお昼ごはんを用意してくれたが、

食欲がないというか

食べてから陣痛がすぐにきて

吐くのは嫌だったのでお茶だけ飲んだ。

助産師さんから『旦那さんが食べてもいいよ』

と、言われたので夫が昼食を完食。


そこからもお産は進むことなく、

夫と他愛もない雑談をした。

私がいない昨夜の長男の様子など。

寝るまでは元気だったが、

寝室に行くと『ママがいい!』と泣き出し、

最終的には泣き疲れて眠ったらしい。

なとなど、長男の様子をメインにしつつ

赤ちゃんの話もした。

長男に赤ちゃんがいなくなってしまったことも

伝えなければならないから。


一方で

もう一室あるLDRでお産がはじまったようだ。

妊婦さんの叫び声やら

助産師さんの励ます声やら様々な声が聞こえた。

その時間は長く感じ、複雑な気持ちだった…。

夫も複雑だったようだ。


『いいな…羨ましい』


という気持ちが湧いてしまった…。


その後しばらくして産まれた赤ちゃんの泣き声。

まわりの歓声。

おめでとう、、、と

ここでは素直にそう思えた。