お見送りを全て自分達で行うことにしました。


わからないことだらけの中で

同じ経験をされた方のブログを参考にさせて頂き、とても救われました。


下記は

私たちが皆様のブログなどを参考にしながら、

実際に行ったこと・用意したものです。



・火葬場について

市営の火葬場が2箇所あったので、

普段通ることのない、家から遠い火葬場のほうに事前に連絡をしてみました。

(近くを通るたびに思い出すのはツライので…。)


費用については、

住民票が市内にある場合、死産児は1500円でした。

時間は9:00,11:00…と2時間おきに枠があるとのこと。

そして

胎児はお骨が残るかどうかわからないことを説明されました。


また、市役所に死亡証明書を提出するときに

火葬場の予約が済んでいる必要がある、

などを教えて頂きました。


退院日がわかってから

再度予約の電話をすることにしました。



・棺について

赤ちゃんは紙製のものがいいということで、

私はネットで検索をし、

Amazonで紙製のエンゼルボックス(布団入り)を購入しました。

簡単な組み立て式のもので

入院時に持っていき、退院時に組み立てました。


また、棺を運ぶための白い風呂敷も一緒に購入しました。


・お洋服について

赤ちゃんにお洋服を着せてあげたかったです。

ブログで検索をしていくと、

天使ママの方で、赤ちゃんのお洋服を作られて寄付をされている方がいらっしゃいました。


自分で作る自信もなく、気持ちの余裕もなかったので、思い切ってその方に連絡をしてみました。

とても優しい方で、私のことを気遣っていただきました。

そして、サイズや性別、

いつまでにお洋服が必要かなどをお伝えしました。


お洋服は余裕をもって届けて頂きました。

とても小さい小さい、かわいいお洋服でした。

お洋服を抱きしめると精神的に少し落ちつきました。

とても感謝しています。


・骨壷について

手元供養を考えていました。

水子供養のことは

その時に考える余裕もなく無知でした。

(今もあまり水子供養については

 調べられていませんが…。)


ただただ、近くで一緒にいたいなと思いました。

そうするとリビングにも違和感なく置ける

自然な感じがいいかなと。


他の方のブログなども参考にさせて頂きながら、

色々と検索をし、

最終的に

『いのりオーケストラ』さんの

陶器のお骨壷『ゆりかご』を購入しました。

コロンとした形がかわいくて、温かみを感じるデザインです。

お値段はそこそこしましたが、赤ちゃんにはこの先もう買ってあげるものはないんだ、

とその時は思いちょっと奮発しました。

もう自己満足の世界です。



棺や骨壷など購入しなきゃいけないものについて

私はゴールデンウィーク中に色々なことを決めたので、配送などが間に合うかハラハラしました。

中絶を決定してからも、

決めることも多く時間があっという間に過ぎました。


・手紙

便箋を用意して入院時に持っていきました。

入院日の夜にその時の気持ちを書きました。

ただ、出産後にほぼ書き直しました。

産まれてきてくれた姿をみて思ったこと、

感謝の気持ちを伝えなおす内容になりました。


・折り紙

入院中にも折ったり、

退院後、火葬の時間までにも折りました。


家族の人数分の鶴を折りました。

不器用な夫も頑張ってくれました。


長男からは、赤ちゃんが遊べるようにと

手裏剣を一緒に折りました。


私は四葉のクローバーをたくさん折りました。

一枚の紙を半分に切って、それを組み合わせて1つのクローバーを完成させるものでした。


その中で、2つだけは特別なものにしました。

二枚の紙(色違い)を半分にして、それぞれ違う紙の組み合わせで2つ完成させました。


↑こんな感じです。


1つは赤ちゃんの棺へ、

もう1つはわたしが持つ。

1枚(2枚)の紙を分けて、一つのクローバーにした。

私たちの、私たちだけの、初めてのお揃いの品です。

何らかの形でずっと繋がっていたかったのです。


わたしがいま持っているこのクローバーは骨壷の近くに飾ってあります。

私が死んだ時に一緒にいれてもらおうと思っています。


・お花

私たちは退院日の翌日朝から火葬だったので、

退院日の夕方に用意をしました。

カーネーション、かすみ草を用意しました。