入院日も決まり、

いよいよお腹の赤ちゃんとのお別れの日も

近づいてきました。


産院から葬儀社を紹介されていましたが、

私は葬儀社自体を信用ができていませんでした。


火葬に立ち会わないプランを使った場合は

最終的に骨壷に入ったお骨が帰ってくるのですが、


『本当にあたし赤ちゃんのお骨なの?』


と、

私のなかで疑問が残るかたちになるような気がしました。


そして、

その葬儀社がわざわざ県外の斎場(火葬場)を

使用していることもなんだか気になりました。

色んな事情があるんでしょうけど。



夫には上記の自分の気持ちをハッキリ話しました。


夫は役所の書類の手続きなども含めて

葬儀社にしてもらったほうが自分達の精神的に苦しくないと思うと言っていました。

私が入院中に手続きをするのは夫になってしまうので。

でも考えてみるよと言ってくれました。



私が葬儀社を使いたくなかった理由は

もう1つありました。


葬儀社にお願いした場合は

長男に赤ちゃんを会わせてあげることもできません。

産院から葬儀社の方に直接引き渡される形でした。


長男が産院の入院病棟に入ることの許可は感染症などの関係上、出なかったです。


火葬の立ち会いプランを利用すれば、

最後に火葬場で会えるのかもしれませんが、

会える時間も限られるだろうし、

赤ちゃんの状態を考えたら早めに会わせたいと思いました。


長男は赤ちゃんが生まれてくるのを

本当に楽しみにしてくれていました。

保育園で兄弟がいるお友達が多いからかもしれません。


  • 赤ちゃん産まれたら抱っこしたい
  • ミルクもあげたい
  • 赤ちゃんが保育園にいったらママは僕より先に赤ちゃんを迎えにいってあげて。さみしくて赤ちゃん泣いちゃうから。
  • このおもちゃ2つあるから1つは赤ちゃんのだね。おそろいだよね。
  • (私のお腹に耳をあてて)早く僕に会いたいって言ってるよ。大好きだって。
  • 赤ちゃん用のイスも買わなきゃね、場所は僕のとなりだね。

などなど、すっかりお兄ちゃんの発言になっていました。

この他にも長男はすごく具体的な話をしていて、
近い未来に
この家に赤ちゃんがいることを
当たり前に想像をして、
とても楽しみにしてくれていました。

でも
長男の想像とは全く違うかたちで
赤ちゃんは産まれてくる…。

どんな状況になってとしても
長男が赤ちゃんに会う・会わないの選択は本人にさせるつもりでした。


結果

夫も私の意見を尊重してくれて、


『葬儀社は使わないで、

 自分達でお見送りの手配をしよう。

 出来る限りのことを自分達でしてあげよう』


と、言ってくれました。



完全に私の自己満足とエゴを許してくれた

夫には感謝しています。