羊水検査の結果が出ました。

結果を聞く時は

自分が思っていたよりは冷静に、

そして泣かずに落ち着いて聞けました。



やはり

21トリソミーの判定が覆ることはありませんでした。


2024.4.25  17w0d

FISH法の結果 21トリソミー陽性

性別は女の子でした。


クリニックの帰り道、

夫は

『性別は知りたくなかったな…ショック』

と言いました。


私たちは第二子は出来たら女の子が欲しかったからです。

今はもう障害がなければ男の子でも女の子でもどっちでもいい、と私はぼんやりと思いました。


※中期中絶後のいま、

私は妊婦さんや1歳くらいまでの小さな赤ちゃんを見ると特にツライですが、

夫は

『保育園の送迎時などに女の子を見るとツライ』

と言っています。

もし障害がなく産まれてきていたらこんなかんじかな…と、想像してしまうのでしょう。



2024.5.1  17w6d 

G-band法の結果 21トリソミー陽性

私たちの染色体について転座の可能性はないとのことでした。



産まれてからダウン症だと判ることと

産まれる前の今の時期にダウン症だと判っていることは全く違います。


産まれてからダウン症だと判った場合、

もう流れに乗って育てていく義務があります。


妊娠中に異常が無くても、

産まれてから染色体以外の疾患が判明する赤ちゃんだっています。

無事に産まれてから、

何らかの障害が出ることだってありえます。


産まれてきた赤ちゃんに

何も起こらない保証なんてどこにもないんですよね。


それでも育てていくしかないんですよね。

 


『障害は個性の一面でしかない』

『障害があることが本人及び家族の幸・不幸は本質的に関係がない』

と、遺伝カウンセリングの際に説明がありました。

私も客観的にはそう思えます。

ただ自分が当事者になったときに、

障害のことを『個性』とは思えませんでした。



私達は今の時点で

『ダウン症の赤ちゃん』

ということがわかっているんだ…。

良い方向に考えれば

私たちは今なら選択が出来るんだ…。


今まで生きてきた中でもっともつらい選択です。

本当に悩みに悩み、苦しみました

きれいごとだけでは生きていけないのです。



もう

私たちの中で最終的な結論は出ています。



『今回の妊娠の継続は諦めます』


と、医師に伝えました。


医師からは

『ここまで辛かったと思いますが、夫婦で出した答えが正解です。お2人の意思を尊重します。

今後、気持ちが落ちついて、もし次の子供について考えることがあったらなんでも相談に乗ります。』

というようなお話をいただきました。

また、産院で中期中絶を受け入れてもらえないかもという相談を前回していたので、それについても心配をしてくれ、

『心配だから受入日程が決まったら教えてね。

 ラインで一文の報告でいいから。』

と言われました。


検査結果を受け取り、

NIPTを受けた

このクリニックへの通院はこれで終了です。


長かったような短かったような

1ヶ月弱でした。