すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎北朝鮮風船に対抗した宣伝放送 2日連続で全面実施=韓国軍

 

 

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は22日、北朝鮮に向けた拡声器による宣伝放送を同日午前6時から開始したと発表した。放送は午後10時まで16時間続けられる予定だ。
 放送には北朝鮮の外交官が脱北したことや、非武装地帯(DMZ)の北側地域で地雷の埋設作業中に爆発事故が発生し、多数の北朝鮮兵が死亡したという内容が含まれているという。
 情報が厳しく統制されている北朝鮮に対し内部で知られていない内容を伝えることで、軍人や住民の動揺を誘う狙いだ。
 韓国軍は北朝鮮が前日午前に韓国に向けてごみなどをぶらさげた風船を飛ばしたことを受け、西部と中部、東部の前線に設置された固定式の拡声器を時間帯を分けて稼働したが、同日午後1時からは同時に全て稼働する方法に切り替えた。
 北朝鮮が今後も風船の散布を続けたり、他の形で挑発を行ったりする場合、軍は移動式の拡声器も動員して放送の伝達力をさらに高めることも検討している。
 韓国軍は現在、前線地域に固定式24台、移動式16台の計40台の拡声器を配置している。
 軍が固定式拡声器を全面稼働したのは、2018年9月の南北軍事合意以来約6年ぶりとなった。 

 

◎韓国軍 拡声器放送を全面実施=北朝鮮の風船に対抗

 

 

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は21日、北朝鮮に向けた拡声器による宣伝放送を同日午後1時から全ての前線で全面的に実施すると発表した。
 北朝鮮はこの日午前にも韓国に向けてごみなどをぶらさげた風船を飛ばした。韓国軍は北朝鮮の風船への対抗措置として18日から拡声器による放送を再開。これまでは西部と中部、東部の前線に設置された固定式の拡声器をリレー形式で使って制限的に実施したが、この日午後1時からは前線地域にある全ての拡声器を同時に全面稼働するという。
 合同参謀本部は「前線地域での緊張を高める行為は北の軍に致命的な代価として返ってくる可能性があり、全ての責任は北の政権にあることを厳重に警告する」と強調した。

 

◎韓国軍合同参謀本部「北の汚物風船散布に拡声器放送再開で対抗」

 

 

 北朝鮮がまた汚物風船を飛ばした中、韓国軍当局が対北朝鮮拡声器放送の再開で対抗したと19日、明らかにした。拡声器放送は先月9日以来39日ぶりだ。
 韓国軍の合同参謀本部はこの日午前の公示で「わが軍は北の持続的な汚物風船散布に対して何度か厳重に警告したように、昨日晩から今日未明まで汚物風船を飛ばした地域に対して拡声器放送を実施した」と明らかにした。
 合同参謀本部は「今後のわが軍の対応は全面的に北の行動にかかっている」と伝えた。
 北朝鮮は18日午後、南側に汚物風船を飛ばした。北朝鮮が南側に向けて汚物風船を飛ばしたのは先月26日以来22日ぶり。韓国軍は6月9日、北朝鮮の汚物風船散布に対応して拡声器放送を6年ぶりに再開した。

 

◎韓国軍 対北朝鮮宣伝放送を毎日実施へ=風船散布に対抗

 

 

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮の風船散布に対抗して南北軍事境界線付近で再開した拡声器を使った宣伝放送を当分の間、毎日続ける方針を示した。
 また同本部は北朝鮮がごみなどをくくり付けた風船の散布など挑発行為を続ければ、宣伝放送の全面的な実施などさらに強力な措置を取ると警告した。
 軍当局は北朝鮮の風船が18日午後から19日未明にかけて飛来したことを受け、南北軍事境界線の西側に設置された固定式拡声器の一部を稼働させた。
 北朝鮮の風船散布に対抗して拡声器を使った宣伝放送を行ったのは先月9日以来、39日ぶり。
 合同参謀本部の関係者は、当分の間、西部、中部、東部に設置された拡声器を順番に一部だけ稼動する予定と説明した。
 軍当局は北朝鮮が風船散布を引き続き準備している状況を確認したとみられる。
 合同参謀本部は同日出した報道資料でも、風船の準備活動が続いていることを看過できないと判断したと説明した。
 北朝鮮は5月28日からこの日未明まで計8回にわたりごみなどをぶら下げた風船を韓国側に飛ばした。
 先月9日の宣伝放送後も北朝鮮は風船の散布を続けたが、軍当局は北朝鮮に態度の変化を促し宣伝放送を控えていた。だが、その後も風船の散布が続いたことを受け、軍当局は先月27日に宣伝放送を再開すると警告。今回の散布を受けて実行に移した。
 合同参謀本部は「このような北の行動は明白に休戦協定に違反するものであり、わが国民の日常に危険をもたらす稚拙で低級な行為」とし「わが軍はこれまで我慢し、北に数回にわたって警告し、自らこのような行為を中止する機会を与えたが、北はこれを無視した」と指摘した。
 また「特に集中豪雨で南北ともに甚大な被害が発生した状況で、再び卑劣な行為を繰り返した」とし「このような事態のすべての責任は全面的に北にある」と非難した。
 軍当局は、北朝鮮が風船の散布やそのほかの挑発行為を強行すれば、拡声器の数を増やす方針だ。
 軍関係者は「今回は10台未満の固定式拡声器だけを使用したが、北の挑発が続けば拡声器の数を増やし、最終的には前線に設置された拡声器が全て稼動する可能性もある」と説明した。
 拡声器は2018年4月の南北首脳による「板門店宣言」を受けて撤去されるまで最前線に固定式が24台、移動式が16台あった。
 今年4月から北朝鮮軍が非武装地帯(DMZ)の北側地域で大規模な兵力を動員して地雷埋設などの作業を進めていることを踏まえ、昼間の時間帯に拡声器による放送を実施する可能性もある。これまで2回の放送は、夕方や未明に行われた。