妹は40歳で亡くなった。



妹の彼⇨嘘男は、


(出逢った頃に独身と嘘ついたから)


どんなで有れ‥

妹に生きてて欲しかった


嘘『これからだったのに』

 『幸せだったのに』


そう言いながら泣いて居た。



だけど‥多分、私達家族は‥

妹の亡くなった年齢的驚きこそ

あれど少し何処かホッとした。



昨年、離婚成立して‥‥

住所不定の様になってた嘘男は、

住んでた部屋で、やり直す事にした


部屋の件も含めて嘘男

一緒に大家サン挨拶に行くと‥


『あんた達がおかしい』

『無理にでも病院に連れて行って

 れば助かったんじゃないの?』


此処は妹のホーム、

私はアウェイになった



妹が亡くなって一段落して……

私と嘘男はスナックで飲んでた。


嘘男が妹の為に妹を想って

歌ってるのが痛くて私が先に泣いた


私『だから、あんたとは

   飲みたくなかったのに』


嘘『何でですかぁ‥?』


嘘男と居ると‥嘘男自身私自身

【妹が死んだ】

その事実と対面で向き合う事になる



別日に飲んでると……


ママHY366日と何か一曲

この日は嘘男が泣いた。


私『泣いてる泣いてるよーっ』

目茶苦茶に高笑いした。


周りは少し唖然として居たが‥


嘘『何で笑うんですかぁ?』


私『妹の為に泣いてくれる人が居る

   なんて、この上なく幸せな事ね』



妹に過去40年、迷惑かけられた家族

妹との未来だけを信じてた嘘男君


互いの想い相反する



そして‥‥

妹は死んだんだ


この事実が時折り私の脳裏よぎる

ただ‥それだけのこと。