習慣になっていた食パンをやめて、体調がよくなっている鈴木です。

 

今回は、南和友著「解病~病気から解放される生き方」を読みました。

 
image

 

 

著者の南和友氏は、心臓外科医。フェイスブックでフォローさせて頂いている、青木仁志さんや仲野孝明さんが「名医」と紹介されているのを見て知りました。

食パンの件もあって、また自らの健康レベルを上げていきたい意欲が高まり、本書を手に取りました。

本書は健康本とはいえ、健康になるノウハウだけでなく生き方、考え方を教えてくれる本でした。

 

健康で長生きすることは生きる目的なのでしょうか?

 

健康で長生きすることは生きる目的なのでしょうか?

私はそうではないと思っています。

 

山奥に住んできれいな空気を吸って、適度に運動して自然のおいしい食べ物を摂っていれば長生きできるかもしれません。しかし、それが理想の生活という人ばかりではないでしょう。

 

健康を土台としながら、自分が生きているという感じがあってはじめて「最高の人生を過ごせた」と実感するのではないでしょうか。長く生きるためだけに暮らしていたら、自分が死ぬ時に「本当に価値のある人生であったか」疑問に思うかもしれません。

 

病気にかかっていないから「健康」なのではありません。ベストな自分づくりのために運動する、仕事をするといった、自分自身を大切にしながら日常の物事を前向きに取り組む姿勢が健康増進への道なのです。

 

【私の感想】

強く納得です。私は健康づくりが大好きで「健康マニア」のようですが、「何のための健康か」を問うべきです。それは自分が最高の人生を生きるための土台。だから、体にいいことばかりを追求して、楽しくなかったら嫌です。価値が感じられない人生になっては嫌です。

食べることも、運動することも、その考え方を土台に選んでいこうと思いました。

 

心臓を強くするには

 

過度なスポーツは、心臓に悪い影響を与えます。運動のし過ぎが良くないという意味を込めて、「Running to death」という言い方をすることがあります。直訳すると「死ぬために走る」です。皇居の周りを走るのが流行っているようですが、きちんとした準備や検査をしないで急に走るのは好ましくありません。

 

心臓の筋肉は、腕や足の筋肉と違って鍛えられません。心臓は過度に使えば使うほど弱ってきます。ですからむやみに心臓へ負担を掛けると寿命を縮めることになります。

 

トレーニングを続けていると、足やほかの筋肉が鍛えられていきます。同じ運動量でも乳酸が溜まらなくなり、比較的簡単に心臓から血液を送り出せるようになるため、心臓が強くなったように感じます。

 

これは心臓が鍛えられたのでなく、他の筋肉が鍛えられて、結果的に心臓が快適に動けるようになったのです。

 

運動するときは、脈を測りながら有酸素運動の域を出ないようにすることが大切です。年齢によって異なりますが、だいたい130を超えないようにするべきでしょう。

 

【私の感想】

心臓に良い運動は、歯を食いしばって頑張るのでない、有酸素運動の範囲(脈拍130以下)で運動すること。私はそのように理解した。ランニングするにも、「サブ4」を目指して歯を食いしばって苦しむのでなく、自然を感じながら気持ちよく走る方が性に合っています。心臓の名医が「運動過多」に警鐘を鳴らしていることをよく覚えておこうと思います。速く走れればかっこいいけど、速く走れればよいってもんじゃありません。

 

自分で身体の仕組みを理解しておくこと

 

健康に関心を持ち、普段から自分の身体を観察し、仕組みを理解しておくことです。

病気の対処法も、すべて医者任せにするのでなく、一緒に考えて最適な方法を選びます。

 

あなたは医者に任せ過ぎではいませんか?

自分には医学的なことはわからないので、できるだけ大きな、有名な病院にいけば安心だと思っていませんか?

 

「良い医者、病院選び」というような書籍もありますが、どこの大学出身か、留学経験があるか、どれほど多くの論文を書いているか、学会の専門医を取っているかなどが基準になっていることが多くあります。

 

 

良い医者探しよりも、賢い患者になることです。

病気から解放されるためには、身体や病気の知識を身につけておく必要があります。仮に病気にかかってしまったら、自分でもよく調べてみましょう。

 

【私の感想】

日頃から自分の身体に関心を持ち、自分で健康を気遣うことが大事。私はそう理解しました。有名な大学病院にかかるよりも、身近に相談できる「かかりつけ医」を持つこと。それから、医者任せにせずに、日頃からの生活習慣を良くすることです。

私は改めて、以下のようなことを実践しようと思いました。

 

・しっかり休養をとり、自律神経のバランスを整える

・食べ過ぎをせず腹八分目

・有酸素運動をする

・自らの健康に関心を持ち続ける

 

 

ありがとうございました。