滝内恭敬著「なぜ世界のお金持ちの35%はユダヤ人なのか?」を読みました。

 

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この本は、ある方のメルマガで知りました。この内容は、聖書について書かれています。著者の滝内氏は、自己啓発プログラムを開発・販売されている方のようです。

 

私は大河ドラマ「軍師官兵衛」で、キリシタンである高山右近(生田斗真)や荒木村重の妻・だし殿(桐谷美玲)の醸し出す雰囲気に惹かれるものを感じました。更に、主役の黒田官兵衛も30年来のキリシタンであったとの記録もあると知りました。

 

厳しい状況におかれた彼らがなぜキリスト教に救いを求めたのか?

キリスト教や聖書から、どんなことを得て、どう生かしたのか?

 

そんな興味が沸いてきていたところだったので、本書にも興味を持ちました。

 

聖書はビジネス書である

 

ユダヤ人は世界人口の0.2%ほどしかいないのに、世界の大富豪の35%がユダヤ人です。ユダヤ人はユダヤ教を信仰する民族であり、旧約聖書を熱心に学びます。彼らの成功の秘訣は聖書にあるといって過言ではありません。

 

実は、成功哲学、自己啓発は、聖書から派生されたものです。実際、聖書は、世界的な自己啓発の源流とも言われています。

 

【私の感想】

私は自分の親族が宗教に頼っているのを見てきて、弱い人、不運な人がすがるものというイメージを持っていました。私の家族がやっていたのは、ユダヤ教やキリスト教ではなかったですが。で、宗教については、「信じたくない」という思いがありました。でも、自己啓発には興味があって、「聖書はビジネス書」という考え方にたって、学んでみるのなら読んでみたいと思いました。

 

人は創造主(ヤハウェ)が創造した最高傑作である

 

学校では加点・減点で評価されてきました。しかし聖書の世界ではいつも100万点!創造主は人を最高傑作として創造した、ということが読み取れます。

誰もが生まれたときから完璧な存在なのですが、私たちはそのことを忘れてしまい、「もっと○○さんみたいに頭がよければ」と他人と比較して、ないものねだりをしてしまいます。

 

今の自分に必要なものはすべて与えられている、と考えるのが成功するための鍵であり、チャンスを見抜く目となります。ないものでなく、あるものに焦点をあててみてください。自分がいかに最高傑作であるか少しでも実感できたら、創造主に「ありがとう」と感謝をしてみましょう。きっと素晴らしい気付きがあるでしょう。

 

【私の感想】

私は、創造主たる神が作った完璧な存在、と考えると、自信が沸いてくる感じがします。それを神に向かって、感謝を言葉にして伝えようとすれば、その状況の中で、解決策が浮かんでくるのだと思います。

 高山右近や黒田官兵衛が非常に苦しい状況に置かれながらも、そこを乗り越えました。その状況の中での打開策を切り開いていきました。そんなときに、もしかしたら「デウス」の存在を信じていたことが活きたのかもしれません。

 

 私も、必要なものはすべて与えられている、と感謝をしていきよう!と様々な学びから、得てきたので繋がって理解できました。

 

 ビジネスの目的は、人々を救済することである

 

新約聖書では、イエス・キリストが「救世主」として描かれています。

 

救世主。それは、救いの手をさし伸ばしてくれた人のことです。「救世主思考」とは、その名の通り、あなたが救世主として、ある特定の問題や痛みを解決するための思考です。この救世主思考を忠実に実践した存在として、イエス・キリストはトップクラスなのです。

 

 新約聖書では、イエスキリストの生き様そのものが描かれています。イエス・キリストは、神の子として地上に現れ、彼自身には何の罪もなかったのですが、十字架に架けられて、罪を犯していた世界の人々の罪をたった一人で背負い、自分の命と引き換えに、多くの人々を創造主とつなげることで救済しました。

 

死ぬのは極端だとしても、命を捨てるのも惜しくない!という勢いでビジネスをして初めて、あれほどの感動とインパクトを世の中に与えることができるということを、イエス・キリストの生き様から学ぶことができます。

 

あなたが関わっている業界で問題点があるなら、救世主思考を実践できる絶好のチャンスです。

 

【私の感想】

苦しんでいる人を助けることを喜ぶ。ビジネスの目的とは、世の中のお困りごとを解決し、人々を救済すること。ビジネスの目的が、「自分が〇億円稼いでいる!」ではなく「私は業界の救世主だ!多くの顧客を笑顔に変えている」というふうに、私が問題や痛みを解決する存在になろうと考える。解釈がちがうかもしれませんが、私はそう理解しました。

 

 神の存在に守られていることに感謝し、世の中の救世主になるべく生きる。

 

理解が不十分のような気がしますが、いまのところ私はそう覚えておきます。

 

ありがとうございました。