枠にとらわれないランキング NO1 | ドランクドラゴン鈴木拓ブログ「相方に捨てられるその前に・・・」by Ameba

枠にとらわれないランキング NO1



「あなたのまわりの枠にとらわれない人ナンバー1は誰ですか?」




という質問をされたら僕は間違いなく


僕は鈴木夕美子と


言います



鈴木夕美子とは僕の母です


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思ったことを口にして行動に移しちゃう人です

空気などは全く読めません


後者は完全に僕にも遺伝したと思います



はねるのトびらでロバート山本、アンガールズ田中、

と僕で全員の母親を呼んで

温泉につかってケンカをするが結局みんなで歌を歌って仲直りする


という企画に出てもらった



終りでそれぞれの親にそれぞれがお礼を言った



山本君が山本君のお母さんに「ありがとう」と言うと

「いいのよ、本番が始まるまでの待ってる間

田中さんのお母さんと鈴木さんのお母さんと

楽しく話せたからね」

と山本君に心配かけないように話してくれたらしい


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田中君はお母さんに「ありがとう」と言うと

田中君のお母さんは

「そんなことよりあんたの東京の家に行って部屋を片つけをする」


と全く人の話を聞かずマイペースだが自分の子供の心配をする


やはり母親らしい一面を見せてくれた


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鈴木夕美子はどうか?


僕が「ありがとう」と言うと



「そんなことより金くれない?」と親子の関係でなければ


カツアゲにしか聞こえないセリフ僕に言ってのけたのでした


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常識にとらわれずに自由な発想だと思います



こんなことありました



僕が高校生の頃に親が居酒屋を始めました


居酒屋の開店する時に旗に店名を入れ旗を立てたりします

うちの親もある会社に委託して名前の入った旗を作りました


ところが旗を作ったは良いが旗を立てる

土台がなっかったのです



そこでうちの母が考えた作戦が


近所のイトーヨーカドーから「盗む」でした


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やはり枠にとらわれない

自由な発想でした

成人してなかった僕にも



「ここは枠にとらわれないとダメだ!」と思いました



母が考えの夜に犯行は行われました



嫌がる父を制し、寝ていた僕を起こしそのまま


イトーヨーカドーに行きました


寝ぼけてる僕に母は作戦を言いました


「まず車を運転するのはお父さんでアンタ車から降りて土台を盗んで

乗っける!それだけ!」


と言いました


「えっ?じゃお母さんは、なにすんの?」と僕が言うと


「車の中で指示を出してるに決まってるじゃないか!」


と僕にそれ以上なにも言わせないオーラをバンバンに出しました


そのオーラはまんまと成功しました


僕は黙りました



現地に着き母の指示で父が車を止めます


「よし!拓行って来い!」とまるで

農場でゴールデンレトリバーにボールを

投げ取りに行かすアメリカの


農場経営者の様に何の屈託もなく言った


必死に土台のある場所まで走り土台を持ち上げた時に

「コラー!」と遠くの方で聞こえました


そちらの方を見ると警備員の人が走ってきました


僕は「まずい!」と思い親の待つ車に走って行くと

なんと親が


僕を乗せないで車を走らせ逃げて行くではありませんか!




常識にとらわれない


「親であれば子供を助ける」そんな常識は

うちの母には通用しないのです


かわいい我が子にはしっかり旅をさせてくれるのです



その後に警備員さんにはこっぴどく怒られました



僕も自分だけ怒られるのも申し訳ないし

家族も紹介しないと思いしっかりと親のことも

警備員さんに言いました



その後みんなで仲良く怒られました




母は昔からあまり旅行に行ったことがありません

なので親に旅行をプレゼントしました

場所は福岡です



単純に旅行をプレゼントするのは照れくさっかったため

「福岡にもつ鍋の勉強しに行って来い」

というテーマをつけてホテルから飛行機代まで出しました



するとどうでしょう



「福岡に行ってやるから現地で勉強する

金もよこせ」と母に言われました



またしても親子という関係を知らない人が聞いたら

カツアゲにしか聞こえないセリフを

軽々と言ってのけてもらいました



こちらの空気など全く読む気などなく

簡単に図に載っていただけました



渋々三万円ほど渡したら

「こんな金額では何にも出来ない!もっとよこせ!」

とまたしてもとても生みの親が発する言葉とは思えない、

常識にとらわれないお言葉を頂きました


さらに二万渡し

「二万か・・・・まっいいか!」と合格点をもらいました



僕は「暴力団に払う上納金とはこんな感覚なのかなー」と

親に旅行をプレゼントした清々しい気持ちは

吹き飛びドンヨリとした気持ちなりました




数日後、親は旅行に出かけました



親が旅行に行ってる間に姉から僕に電話がかっかってきました


「拓、親に旅行プレゼントしてくれてありがとうね」


言ったので「いいよ、姉ちゃんに親から連絡いったんだ?」とたまたま

姉に聞いてみたら


「うん、なんでも福岡に行って勉強する金が無い!

拓がホテル代と飛行機代しか出してくれなかった!」て言われたから

三万あげたんだそしたら

「こんな金額ではなにもできないもっと金よこせ!」

ていうから二万さらに渡したんだー」



全く同じ手口でした



こうして詐欺というものは

おこなわれるんだということを

無意識に母は教えてくれたのです



こんな母ですが、母の一言により救われたことがあります



僕がお笑いの才能がないと気づいた時に大変落ちこんでいました

そんな僕を見かねて母は僕に言いました



「アンタに才能なんかないのは始めから知っていたよ、

だってアタシに才能がないんだもん」


「才能が無いんだからそれ以上落ちる心配はない、

だから後おもいっきりやってみな!

あたしはいつまでも応援するから」

と言ってくれました



それを言われて心がスーと楽になりました



これがあの土台を盗みにいった時に

僕をおいて逃げた人の言葉とはとても

思えませんでした