春に蒔く色々な野菜の種を買うのに近くの種屋に行って欲しいものが置いて無かった場合にネットショップで買う事が有る。

ネットショップは種屋には無いような種を扱っていることが多く、多数のショップの中から値段などで選ぶことが出来るのが便利である。

種を買う際にネットショップの方が安いかというとそうでもない。むしろ少し高い事が多い。ネットショップは種を定価で売っている事が多く安く買えると思っていると期待を裏切られる。だからなるべく実際の店で買うようにしてどうしても無い場合はネットショップで探して買うようにしている。

ネットショップで種を買う際に気にするのは商品を送ってもらう際の送料である。いくら便利でも送料が高かったらメリットが無くなってしまう。最近ネットショップで種を別の2つのショップから買ったのだが、その送付の手段がクロネコヤマトのネコポスと郵便局の第四種郵便だった。

ネコポスはクロネコヤマトの小さな荷物を送るサービスで普通に使うと400円近くするようだが、一部のネットショップなどの買い物では200円位で送れるようであり、今回購入した種もこのネコポスで送ってもらった。

それに対して郵便局の第四種郵便は種を送る場合は何故か安く送れるようになっており、重量にもよるがやはり普通は200円位の送料で送ってもらう事が出来る。

ネットショップで購入した場合の有る有るなのだが、2つの店はとても遠い所の店だった。1つは山口県でもう一つは熊本県だった。種の場合はネットショップだと送料が全国一律の場合が多いので買ってみたら実はとても遠い所だという事が多い。別にわざわざ遠い所から送ってもらう必要はないのだが、そういうものだから仕方がない。

どちらも日本のかなり西の方なので到着に要する所要日数はあまり変わらないと思うのだが、この2つの荷物は到着するまでかなりの差が有った。

ネコポスは発送の通知が有ってから2日後くらいに着いた。ネコポスは最短で翌日配達のようだがやや遠かったので翌々日に着いたようだ。ネコポスはポストへの配達だが荷物の追跡も可能で、何かあった場合の補償もされている。

これに対して第四種郵便は普通郵便より1日から2日程度長くかかる上に土日は配達をしていない。今回の場合はたまたま土日にかからなかったが発送後4日くらいかかった。そして荷物の追跡や保証は全くない。

ネコポスは2日で着き、第四種郵便は4日かかった。そして第四種郵便は追跡も無いので最悪運送途中で紛失しても分からないし当然何の補償もない。

ほぼ同じ値段でこれだけサービス内容に違いが有れば利用する者がどちらを選ぶかは決まっているように思える。

一時は野菜の配達に郵便局のゆうパックを使っている時期も有ったが料金の契約で郵便局側の裏切りに近い扱いを受
けたことが有って以来、郵便局は一切使っていない。

オワコンという言葉が有るらしい。終わったコンテンツという造語で、もう時代遅れで今では使い物にならない事を言うようだ。

郵便局のサービスはオワコンだという話がある。もう今の時代にはそぐわないからだろう。近くの小さな郵便局に行くと窓口では暇そうな郵便局員が日がな時間を持て余しているのが見受けられる。ネットバンキングが一般に使われ始めて久しい今の時代は、大きな街中の郵便局はともかく局長と手下2人みたいな小さな郵便局の窓口には暇を持て余した年寄りがたまにパラパラと訪れるくらいだ。

わざわざ郵便局まで行ってやるべきサービスもあまり無い。

近いうちにまた郵便料金の値上げをするらしいがそもそも利用者が減っているので自分の首を絞める一方だろう。

繰り返すがネコポスは最短2日で届き、第四種郵便は最悪土日を挟むとそもそも普通郵便プラス2日なので届くまで1週間くらいかかるこのサービスを自らわざわざ使うということは考えにくい。第四種郵便の存在価値はそれなりに有るのかもしれないが、今回の場合はデメリットしかない。

郵便局は民営化して久しいがそもそものサービス内容を鑑みると時代に逆行して悪い所取りみたいな状態に陥っているとしか思えない。金融業と運送業を両方やっている事は昔は意味が有ったのかもしれないが今の時代は特にメリットが有るとは思えないのだがどうなのだろうか。

今の郵便局が今後いつまで有るのかがとても興味深い。