日常の癖を知ること | 山形歯医者こだわり歯科医が語る本音の歯科講座

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山形市南栄町の鈴木歯科クリニック院長の鈴木喜之です。インプラント、入れ歯、審美歯科、マイクロスコープによる根管治療、歯周病、口臭治療をおこなっています。様々な角度から最先端な歯科治療から一般の歯科治療について幅広くお伝えしていきます。

先日アゴが痛くなってきたという患者様が来院されました。いつものように問診をして、症状や視診などから推察したことを患者様に説明をしたのですが、「なぜ痛むようになったのか」ということが1番気になります。原因がわからず、症状だけ取り除いても、また同じことがおこるであろうと思うからです。


顎関節症の症状の1つである関節部の痛みは、確かに複合的におきて、1つの原因ではないのかもしれないのですが、なにかきっかけのようなものはあるかと思います。


いつものように、態癖という日常の何気ない癖(口元や顎関節部にかかるしぐさなどを中心に)お聞きしているのですが、患者様にそういったことがきっかけになって、痛みにつながったかもとお話をしています。でも、日ごろそんなことに意識していないため、「あー、言われてみればあるかもしれない」と思われるまで時間がかかってしまいます。


まずは検査のみおこない、態癖というなにげないしぐさについて説明をおこなって、次回まで様子をみていただくことにしました。それでも改善しないようであればスプリントという装置を入れる予定です。


でも患者様は物足りないようすで、やはりなにかを処置してほしいと思われている様子でした。まずは認識していただいた頬杖や寝ているときの横寝する「癖」をあらためて、どう改善するのかみていただこうと思います。