まあ、以前そういう仕事をしていたので、たまに「信頼できるカウンセラーの方を紹介してください」
と言われることがあります。
深入りするつもりはないので、なぜカウンセラーが必要なのか?
どういう症状や問題を抱えているのか?
については滅多なことがないとこちらからは聞かないようにしています。
「信頼できる」ってところがネックで、カウンセラーとの信頼関係は最初からあるものではなく、
作り上げるものですよ、と言いたいのはやまやまなのですが、
藁をもすがる思いでお聞きになっていると思いますので、なかなかそうは言えません。
事態が切迫しているようであればすぐに地域のメンタルクリニックを受診する、
そうでなくてご自身の人生の課題についてゆっくり話したいのならば、公的な(たとえば大学などの)
相談室などを紹介しています。
ただし、そこにいるのはあくまで医師や最近国家資格になった「公認心理師」、学会認定資格ですが
社会的認知の広いカウンセラー資格である「臨床心理士」みたいなものを所持しているカウンセラーであって、
資格があるからと言って信頼できるかというと、それはあなた次第…ですかね。
ただ、有資格者は非常に厳しいトレーニングの末、資格を獲得しています。
手前味噌で申し訳ありませんが、自分も上にあげた資格を保有しているのでわかるのですが、
人生かけて勉強している人がほとんどです。
ですから、ある程度優秀なカウンセラーとして独り立ちしている…と考えて差し支えないと思います。
そして、優秀なカウンセラーはやはり基本となる人間関係スキルに非常にたけています。
ですから、お困りの相談者さんと信頼関係を築くこともきっと上手です。
そういう「信頼できるカウンセラーになってくれる可能性が高い」という意味で、上記のような有資格者を
最初のカウンセラーとしてお勧めすることがある、というわけです。
でも、誤解のないように言っておきますが、カウンセラーってのは別に「公認心理師」や「臨床心理士」と
イコールではありません。
アメブロ見てても、世の中にはいろんなカウンセラーがいるんだなあと衝撃を受けるくらい、
星の数ほどいろんな種類のカウンセラーさんがいるみたいです。
まあ、あなたが会ってみて、「自分の心の中を包み隠さず話せるな」と思う人物ならば、
まずカウンセラー候補と思っていいのかもしれません。
私もよく相談されるのですが、私はもう今のところ、カウンセリングをするつもりはありません。
中途半端はすごく嫌なので、しばらくはそのアイデンティティはしまっておくつもりです。
ただの前向きなおじさんですね、はい。
学生の方ならば、いまは学校にスクールカウンセラーが配置されていると思うので、まずはそういった方に
相談するとよいでしょう。
社会人の方は、社内に産業医や産業カウンセラーがいる企業ならその人に、もしだめなら
緊急性高ければ地域にあるメンタルクリニックとか精神科・心療内科等のある病院へ。
少し時間的余裕があって、人生課題に向き合いたいならば地域の大学等に併設されている相談室へ。
今はネットで何でも検索できる時代ですので、まずは情報を集めてみるとよいと思います。