＊7がつらすとほうそう、22さい～かかわってくださったすべてのかたがたへ＊

ずっと7月初めから書きためてみていたブログ

TBSラジオ笹川友里アナウンサーのプレシャスサンデー【鈴木聖奈のエンタメバックステージツアー】7月が終了しました

∑(°口°๑)❢❢

本日、私を育ててくださった大林宣彦監督マンスリーゲストの最終回、無事に放送されました(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)

うーん（இдஇ｀。）やっぱりもっとがんばらなきゃねー

初めてのゲストさんが初めての主演を与えてくださって１からお仕事として人としてとを教えて頂いたお父さん、大林宣彦監督

本当に嬉しいです。

そして初月の放送が終わりましたっ∑(°口°๑)❢❢

なので…あの頃や大切な作品をしつこいけれども振り返らせてもらって書かせて頂きます

(｡>_<｡)

今回、大林監督がゲストに来て下さると伺い、当時の台本を引っ張り出しつつ…笑⃝改めて久しぶりにデビューさせてもらった『22才の別れーLycoris葉見ず花見ず物語』を見てから収録に向かいました

すると作品を見終わった時、撮影当時のあの頃よりスクリーンで観たあの当時より更に更に大林監督やスタッフの方々の愛を改めて噛み締めていました

そして10年経ってやっっとこの作品が客観的に見られたような気がしました

（笑）

変な話ですが改めて…こういうお話だったのかと…

あの頃18歳9歳？の私にはいっぱいいっぱいで一所懸命理解しようとした感情、私より少しマセていて人生を必死に生きている花鈴の言の葉、２つの少し違う好きという感情や素直になる意味、生い立ちへの捕らわれた想い、理想と現実を知って打ちのめされる闇…

色んなものが身体の奥底にドッっと入っていった気持ちになりました。

大林組はいつもとても温かくて、毎回、家に帰ってきたかのように迎えて下さって、大御所の先輩ばかりで本ッッ当に緊張するんですが監督がお日様のような笑顔で現場を包んでくれて柔らかくして下さいます。

『22才の別れ』の時リコリスを一本一本手作り、そして山に植えて下さったスタッフさん。

ローソクのシーンも風が吹く度にスタッフさん方がとんできてあの大量のローソクたちへ一本一本火を付けて下さった朝までの撮影。朝日との戦いがあるのにも関わらず素人の私のために時間を沢山使って順撮り（台詞1つ1つ順番に撮ってくれるのでカメラや照明を一回一回変えて撮ってくれる方法）して下さったこと。

本当に大人と子どもの境目をフィルムに残して頂いたんだなとおもいました。

この当時オールアップした時に監督が言って下さった私の宝ものの言葉『君は背中だけでも芝居ができる子だよ、君が一所懸命生きてきた事がこの画面に出ているよ』と…

（இдஇ｀。）

でも！一ヶ月半一回も帰らずずっとみんなで大分・福岡で生活させてもらって寝食を共にして毎日すっぴんとジャージで撮影がない日も先輩たちの撮影を見学させてもらって心をフラットにしてもらいました。そして撮影では『さみしんぼう』をモチーフにした髪型とメイク、ニット帽とダボダボの服、映らなくても常にポッケに入っている石、ぼそぼそ囁く様に棒読みで話すんだよと監督言われた意味。監督と周りの方々に自然に花鈴にして頂きました。

そして竹宵でお着物を着せてもらった時『あ…私は将来時代劇を目指したい』と今の殺陣と日本舞踊を始めるまでに至りました。

凄く胸が苦しくなりました。とても素敵な物凄く有難い宝物の作品だったのだなぁと改めて感じました。

そしてあの頃から私を知って下さる皆様に『嬉しかったよ』と言ってもらえる私の嬉しさ。

なんてどんなに温かく、ゆっくりしっかりとみなさんに教わり育ててもらったか…

どんなに有難く大切な作品か…

今までは精一杯だった当時の気持ちを全て思い出してあの頃に気持ちが返っていましたが客観的に初めて見られて、俊郎さんとのお別れのシーンで花鈴の違う気持ちを感じて笑⃝涙が出ました。

自分の花鈴ではなくてお客さんとして花鈴の気持ちを感じた気がしました。

お母さんとの再会のシーンも気持ちが違いました。１つ１つのセリフも違った。

『あの人が死んじゃった歳になるの、私』

私は大林組から教えて頂いた現場での在り方がずっと根付いています、と思っています（笑）しっかり出来ているかはさておき…(*ﾉдﾉ)

今回監督に『大きくなったね、目がしっかり女優さんだよ、聖奈は言葉の出し方が綺麗になったね』と言って頂けました…

（இдஇ｀。）