たまにしか動かさないMyカタナ
不覚にも弱った状態のバッテリーでクランキングしてしまい、
カキンと音を出してしまいました
これは、簡単に言うとスタータークラッチに
負荷を掛けてしまった症状を起こした事になります
約25年で初めてこんな事してしまいました
全然問題無くエンジンもスターターも機能しますが
念の為確認して行きます!
貴重なマグネットを外す際にアルミでこんなの作っておくと
大事なクランクを傷めなくて済みます
使い方はこんな感じ
この上に特殊工具を掛けます!
無事スムーズに外せました!
この時ギヤスターターアイドラの内側のワッシャーを落とさない様に
気を付けましょう!
そしてホコリなど入らない様にラップしておきます!
クラッチに大きな当たり傷など無く問題無さそうですが
トラブル防止と言う事で、ワンウェイクラッチ周りを
全て新品に組み換えます!
(前回新品にしてちょっとしか走ってませんが)
所がフライホイールのピンが抜けません
ほぼ異常無かったのですが、
しっかりしわ寄せはありました!
フライホイールが暴れると
マグネットが破損する恐れがあるので
しっかり固定して、ボルトを溶接し
スライディングハンマーで引っ張ります
が!全く反応が無いので
すぐに作戦変更です!
溶接したボルトの上に工具にナットを付けた状態で
更にナットを溶接して引っ張り
本体を傷める事無く無事撤去です
ピンは油分などあるだけで入らない位クリアランスギリギリなので
曲がりや傷などは目視では全く分かりませんが
この様に負荷が掛かると抜けなくなります
新しいピンを入れればフライホイールはまた使用できます!
奥に納まっているワッシャーも厚みが気になったので
新品を三枚程取って厚みを確認しましたが、
減っておりませんでした!
勿論新品をいれました!
組み込んで行きます!
ロック剤を塗って規定トルクで締め付けます!
ボルトは勿論要交換!
ニードルベアリングも新品!
SETなのでギヤも新品です!
ドリブンは廃盤です!大事に使いましょう!
とにかく正確なトルクとか大事なのでナットも新品です!
この辺はこの位気を付けて作業致しましょう!
何度も外れたり壊したりしている方見かけます
ここもインパクトではNG!
しっかり専用工具で抑えて、規定トルクで締め付けましょう
黒くしていたカバーはステーターを外し
保険的にマスキングしてブラスト!
メディアをちゃんと落とす為、超音波洗浄致します!
またステーターを取り付けます!こちらもボルトは全て新品にして
規定トルクで締め付けます!
組み付けて完成です
パーツも殆んど出なくなって大変なので
もっと大切にする様ですね!
では