昨日ご紹介した「コンパクトストーブ」と「コッヘル」で
ご飯を炊いてみました。
山ではアルファ米に頼っているので
夏の縦走までに手に入らないことも念頭に、
一度炊いておこうかなと思いまして。
最近、玄米を購入したこともあって
計画停電もあることだし
なんかこんな機会だから
我が家では写真のようなひとり釜を
台所から発掘して炊いています。
誰でも一度は持って帰ってくるであろう
「峠の釜飯」のあの釜、
皆さんのお家の台所でも眠っていませんか~?
あれでも簡単においしく炊けるのでおすすめです。
土鍋では適当にでも炊けるけどコッヘルだと?
そう思ったのですが…
結論!一緒でしたっ!!!
なーんだ。って感じの方も多いと思いますが(笑)
キャンプされる方だと当たり前のことなんでしょうが
私、お恥ずかしながら、ハンゴウ炊飯の記憶もありません…。
なかには炊飯器でしかご飯を炊いたことがない方も多いと思いますので
手順をご紹介しますね!(って、偉そうに紹介するほどでもないですが…(笑))
1、米をとぎ、水に浸けておく
現在、我が家では玄米と白米の半分半分なので
前の晩にといで水に浸けていました。
玄米はやっぱり数時間浸けていたほうがよいので
そうしていますが、白米だけならそこまでしなくともOKですよ。
ご家庭でやるようにどうぞ。
扱いを考えると山ではきっと白米だけにすると思います。
精米してある白米をゴシゴシとぐ必要なあまりないそうで
ゴミを取る程度に洗うくらいのほうが栄養があると聞いたことがあります。
玄米もほぼそんな感じなので私はお米はそんなにとぎません。
山に行く前に洗って(といで)おけば、
現地でその分のお水は節約できますね。
そして水加減ですが、お米の計量同様に
計量カップを持っていくのもアレなんで、
お米は1合ずつ分けて持つか、
もしくは自分のコッヘルやカップにこのくらいと印をつけたり、
目で覚えていくといいでしょう。
私は米1合と水1カップ(180cc)を計って
それをコッヘルの蓋に移して「この線のちょっと上」とか覚えることにしました。
そして玄米が入っているのもあって、お水は気持ち多めにしました。
2、蓋をして点火、沸騰させて5分
私のrevoで沸騰するまで5分ほどでした。
沸騰すると蓋がカタカタカタッと騒ぎ出します。
私はここで少しだけ火力を弱めて(中~強火)5分ほど
これは土鍋や釜でも一緒です。
土鍋や釜の蓋は騒ぐだけですが
コッヘルの蓋は軽いので元気に取れそうになりました。
圧力がかかっていたほうが美味しく炊けるので
庭にあった石を重しに乗せてみました。
そんなにギッチリ閉まってなくても大丈夫です。
吹きこぼれたりしますから屋外でがおすすめ(笑)
グラグラ5分のあとに弱火にしてコトコト10分。
おかずのことを忘れていたことに気づき(おっと!)
タイマーをかけて台所でカレーを作ります。
野菜を炒めているとピピー、ピピーとなったので
様子を見に行きます。
4、においを嗅ぐ
変な工程を設けてしまいましたが(笑)
多分、土鍋もコッヘルもここが大事!
この頃には水分がなくなるかなくならないかの事態が
このコッヘルのなかで起きているわけです。
ちらっと蓋を開けて見てみてもいいです。
見た目9割炊けていればOK!
もしここでとても炊けているように見えない(生米っぽい)と思ったら
お湯を少し足しちゃいましょう。で、蓋をして延長。
そう、で、匂いです。
蓋からもれる湯気のごはんの匂いに、かすかにおこげの匂いがしてきたら
それがタイミングです。火を止めましょう。
すでにこげている匂いがしてたら、笑いながら火を止めましょう。
みなさんが好きなおこげはこの段階で作らなくていいので
深追いせずに火を止めてください(笑)
5、石を上にも15分
そのまま15分完全に放置です。蒸らします。
そのあいだにおかずを仕上げてしまいましょう。
6、オ~プン!
玄米なので艶っぽくないのですが
見事にヤドカリの穴みたいのが見えますね。
いい香り!
これを下から混ぜると…
私は歯に詰まるからおこげファンじゃないのですが
お好きな方は、オープン直前に火を入れるといいですよ!
どうでしょう。簡単でしょ。
火加減や時間は私が釜で炊いているのと全部同じでした。
ただ、コッヘルには保温性がないので
ごはんがすぐに冷えてきてしまいましたね。
なので今回は庭でしたが、気温の低い山では
蒸らすのに工夫がいるかもしれません。
火を止めたら衣類か何かで包むとか、
テントのなかにいれるとか。
標高が高いと沸騰しにくいので、火にかける時間も
多少長めになりそうです。
でもそんなに時間に神経質にならなくてもいいと思います。
要は沸騰→温度持続→水分がなくなる→火を止めて蒸らす、
これができればいいのです。
7、いただきまーす!
そのまま庭でいただきました。
洒落た屋外テーブルとか持っていないので
椅子をテーブルに地べたで食べました。
たまに庭で食べたりするのですが全然優雅なものではなく
山でパン食べてるのと寸分違わぬ姿です(笑)
今年こそは!庭を強化したいものです(憧)
1合炊くと私は1食半くらいです。
コッヘルには茶碗に6~7分目くらいの量が残りました。
さっきも書きましたが、鍋に比べて冷めるのが早いので
炊いたご飯もすぐに固くなっていきました。
山では夕飯で1合炊いて、
食べた残りはそのまま朝に雑炊にするといいでしょう。
コッヘルを洗う手間も省けます。
炊飯器では細々炊くよりもまとめて炊いて
食べない分は保温せずに
冷凍するほうが電気代も節約、ごはんもおいしいですね。
たぶん多くの方は冷凍ご飯を(そのままか解凍後)レンジでチンすると思いますが
我が家には電子レンジがないので、冷凍すると食べたい時にすぐ食べられないのです。
なので残ったご飯は翌日からは蒸しています。
わざわざ蒸し器は使わずに、おみそ汁や煮物を作りながらそのお鍋の上に竹ザルを置き
濡らした木綿の布(ハンカチやバンダナでOK)を敷いて冷めたご飯を置いて軽く布で覆い、
そのうえに鍋の蓋をします。
すると、おみそ汁やおかずができるころには炊き立てのようになります(むしろそれよりも美味しい!)
冷凍ご飯の場合は倍以上の時間がかかるので、常温で戻してからがいいです。
で、もちろん蒸し器でかまいませんので(笑)
以前はレンジでも戻していたのですが
蒸すようになったら、もうレンジには戻れません!
レンジがあってもご飯は蒸すかもなあ。
そのくらい美味しくごはんがいただけるので
気が向いた時にでも試してみてください!
米さえあれば
どーにか頑張れます。
是非~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!