今年で第48回を迎えたカリフォルニアのチェロキャンプ”National Cello Institute 2023”、残念なことにNCI創始者&総監督のRick Mooney先生が6月15日逝去され、キャンプ期間中に先生の偉業を讃える演奏会が6月26日開催されました。
チェロアンサンブル普及のため作曲や編曲に打ち込まれ、かつスズキ国際版チェロ指導曲集の監修や同副教材を開発されたた Mooney先生の偉業を讃える記事が公開されました。
”The Strad”
https://www.thestrad.com/news/cellist-rick-mooney-has-died/16625.article
ピアノが弾けないチェロ指導者のために、スズキチェロ指導曲集のチェロ伴奏楽譜を編曲されました。
あらためて6月26日の演奏会をご紹介します。
筆者は途中から出演しました。
演奏会当日の朝、Faculty仲間から次の連絡が届きました。
”If you have it, try to wear colorful clothes tonight! In honor of ricks Hawaiian shirt phase. ”
その通りに従い、聴衆の皆様と共に、先生を讃えることが出来ました。
近日中にNCI主催者による動画が公開されると思います。
Rick Mooney先生による編曲や作曲は現代、古典、ヘビメタ、ブルース、ブルーグラスなど多岐にわたっており、動画公開サイトにて鑑賞できます。
Faure/ Mooney "Pie Jesus"
Copland/Mooney "Fanfare for Common Man"
Moony "Pain and Pleasure"
Moony "Robot Blues"
Traditional/Moony "B'ile Them Cabbage Down"
次の画像に写っておりませんが、明るい雰囲気の演奏会終了後、立ち上がった聴衆と演奏者全てが鳴り響く拍手と笑顔でRick先生の奥様Mrs. Randee Mooneyをステージ中央に迎えました。私はご遺族を慰め励ます文化の違いを肌で感じ、故Rick Mooney先生を讃える演奏会に参加出来たことを心底喜びました。
この音響の良いホールが私の指導会場でした。贅沢ですね!
キャンプの最終日に来年の開催(2024年6月)が発表されました。
Mooney先生の意思はしっかり引き継がれています。
来年4月に募集要項が公式サイトよりリリースされます。機会がありましたら、どうぞご参加ください。