こんにちは。

アメリカのど田舎で映像作家をしているMarion in日本です。

 

秋の長雨、つづいています。

コロナ禍でいずれにせよ引きこもりですが、

涼しくなると、大好きなアメリカ東部の風景が恋しくなります。

 

今日は、私が去年まで住んでいた場所バーモントのど田舎について....。

初雪が10月に降るほど寒く標高の高いこの土地は、

9月になると青く美しい森が、徐々に色を変えていきます。

 

私が一番好きな季節。

 

 

ここは、住んでいた町(村、集落というのかも)から更に北、

ストウという人気のスキーリゾートの少し西にある村。

大きな川が流れて、静寂と景色を独り占めできます。

(旅行者?こないいない笑)

 

雄大な大自然。美味しい空気に澄んだ水。

本当に最高で、涙が出てくる素晴らしさです。

今でも、ここに暮らした時間が何より好きで、また戻ろうって思います。

 

でも、もちろんそれだけじゃない。

 

 

秋は収穫に時期。

それは他の動物たちも皆一緒。
写真は、シマリスが冬支度をしているところ。

(日本でよく見るしっぽフサフサの台湾リスは冬眠しないけど、この子はします)

 

こんなかわいいこに出くわすのは微笑ましいですが、

住まいの裏山の中からはテディベアがひょっこり窓を叩きに来たりくま....滝汗

道路にはムース(ヘラジカ)が立ち往生したり、

クーガーなんかも裏山にいます。(幸い私は出会っていません)

ターキーを見た時は、捕まえて丸焼きにしたらさぞうまい....なんて思ったり。

 

この美しい時期はほんの僅か。

1ヶ月後には銀世界と化し、半年の長い冬がはじまります。

つまり、命懸けのワイルドライフが始まります。

 

テレビで「こんなところに日本人」が継続してたら、来ちゃうような場所です。

出演者が「こんなところ、人間が暮らしてるんですかね」とか、

そんなセリフが聞けたかもしれません。チーン

 

私は、1歳児とジジ犬Jakeさんと3人で雪嵐に暮らしていましたが、

人生で初めて「恐怖で眠れない」を体験したのも事実です。

 

でも、やっぱりやめられない。

多分、この先も、ここか、どこかこんな場所を選ぶんだろうな。

そう思います。

 

命の恐怖を感じても尚、暮らしたい美しい場所。

今日はそんなことを綴ってみました。