こんにちは。
アメリカで映像作家をしているMarion@日本です。
忘れられないあの日から10年目でしたね。
10年。
長いような短いような...復興はまだ続いていますよね。
私は地震の当日は、イギリスに住んでいました。
だから、早朝、PCの画面には大きく書かれた赤字の地震速報、
BBCのニュースで映像が流れて愕然とし、
家族と連絡も取れず、恐ろしかったのを今でも覚えています。
でも、実際に味わっていないから、
きっとそれを味わった人が抱える恐怖や思いとは違うんだろうと思います。
さて、10年目の2:46PM、私は海にいました。
仕事を終えて、海の近くでミーティングをして、さて帰ろうという時、
防災鎌倉の放送で"10分後に10年目の黙祷があります"と放送が流れ、
海岸に出たんです。
たまたま、仕事で一緒にきていた仲間は福島出身。
二人で海岸へ行き、海に向かって黙祷しました。
2:46分になると、みんな立ち止まり、海岸に向かって黙祷していました。
静かに、静かに、穏やかに流れる時間。
世界規模の伝染病に苛まれ、
当時、アメリカにいた私にとって大きな人生の転機になりました。
みんな、
普通だった生活が普通でなくなっている、
普通ではなかった生活が普通になってきている。
今後、ワクチンが広がり、
「数年後にはこんな時期あったよね」
そう話す日が来るのでしょうね。
いや、来て欲しいですね。
1日も早く、
穏やかな世界になりますように。