こんにちは晴れ
笑顔のピアニストです音譜



今日は夜行で移動Dayビックリマーク=)=)



ですので、この時間の更新です。



さて今日は



「モノがないから工夫が生まれる」



というお話です。




授業やレッスンなど、人に教えるという時に
ついつい、たくさんモノを揃えたくなります。



教科書や楽譜だけではありません。



音楽でいえば、カスタネットやスズやタンバリンや
音符のカードやカルタ、いろんな色のシール・・・



もちろん、揃えるのはとてもよいことだと思います。
カラフルなグッズは、子どもが大喜びしますからねニコニコ




ただ、


「モノがないと不安・・・」


と、ただひたすらグッズ集めに奔走すると、
知らず知らずのうちに、ある「思考グセ」が身に付いてしまいますあせる




それは、「外のチカラ」に頼る思考グセ




そうすると自分が本来「内」に持っている巨大なパワーを
使えなくなってしまうのです。




私は20年以上にわたり、学校の教壇に立ってきました。

私立学校教諭だったある日、私のことを可愛がってくださった
校長先生に飲みに連れて行ってもらいました。



池袋の、タイ料理店です。



私はその時、仕事にたくさんの悩みを抱えていたこともあり、
思わず愚痴ってしまったのです。



「わが校の音楽室には楽器が少ない。カスタネットやタンバリンさえ、
古くなって使い物にならないし、ギターもなければ電子楽器もない。

これではよい授業はできません。

校長先生、どうかよい授業のために楽器をそろえてください!」



その時、校長先生は私を一喝しました。



「キミ、何を言っているんだ!
教材がそろっていることとよい授業とは何の関係もない。

本当のプロ教師とは、なにもない原っぱで
黒板ひとつチョーク一本で生徒を引きつけられる人のことだ。


教材がない?甘えるな。

キミ自身が教材になればいい!!



厳しくも、あたたかいお言葉でした。



このときの校長先生のアドバイスは、
その後の人生での私のポリシーになりました。




「たしかに資源がない。でも自分の内側には無限の資源がある」




ぜひ、教材を揃える前に



「今ある教材で、何ができるかな?」



と自分自身に質問してみてください。




けっこうたくさんのことができるのがわかって、
ビックリしますよビックリマークニコニコ