●自己表現できますか
<英語が得意な15歳を育てる教室>
鈴が峰こども英会話教室の住本文恵です。
「自己表現」って何でしょうか?
あなたには好きなもの、好きなことはありますか?
例えば、推しのアーチストがいるとして、その人についてどれだけ、人に良さを伝えることができますか?
例えば、最近起こった出来事について、自分が感じること、考えることを人に伝えることができますか?
それを、小中学生がするとしたら?結構ハードルが高いと思いませんか。
ちなみに広島県では今年(2023年度)から、公立高校入試で自己表現というものが登場しました。
面接官の前で、一定時間内に「自分を表現する」ことが採点されます。これについては賛否両論ですが・・・。
さて、その自己表現ですが、
日本の子どもたちはあまり得意ではありません。
なぜなら、学校などで、自己表現をする教育を受けてこなかったからということも言えます。
最近、小学校の参観日に行くと、自分たちが小学生だった数十年前とはずいぶん変わったなあ~という印象を受けます。
私たちが小学生だった「昭和」の時代は、先生が期待していない答えを言いうとバッサリと斬り捨てられていたような・・(笑)なので、間違うことが怖かったですもん。
今はまだ優しくなったような気がしました。「う~ん、そうかな?もう1度考えてみよう!」みたいな。
でも、聞くところによると「学級会」のようなものはなく、
席替えも班替えも子ども主導ではなく、先生が決めるとのことでした。
全ての学校がそうではないのかも知れませんが、これは残念な話です。
考える力がつきません。
自己表現する力がつきません。
子ども同士の話し合い、意見を言う場、聞く場、妥協点を見出す練習をする場はないのでしょうか。
こうやって先生や大人に決められたことを、そつなくこなせる人を育てるのが日本の教育の基本だと思ってしまいます。
さて、この教室では、英語はもちろんのこと、子どもたちが自己表現できる人になるような練習をしています。
先週は、中学3年生のH君が自分の好きなことについてプレゼンテーションしてくれました。
これは、普段のレッスンとは別の課題として、パワーポイントを使って「H君の好きなことを私に教えてください」という課題でした。
H君は大のゲーム好き。私は全くのゲーム音痴。そこでH君は自分の好きなゲームについてスライドを作り、英語で一生懸命私に説明してくれました。
なぜそのゲームが好きなのか、どんなところが魅力なのか、いろんなことを語ってくれました。
すごいですね、私の知らない世界。子どもたちをとりこにするゲームの魅力が少しわかった気がしました。
何より、H君が自分の好きなことを語り終えたときの表情が良かったです。1つ、小さなハードルを乗り越えてた充実感なのでしょう。
この小さな積み重ねが、H君の自信を作っていくことでしょう。
「自己表現」やってみると意外とできないものです。しかし、これからの社会を生きていく子どもたちにはとても必要な力です。
↓H君が作ってくれたPPTの1ページ
この教室では英語を通じて、子どもたちの心も育てています。体験レッスンはLINE公式アカウントよりお申込みください。スケジュールなどはHPよりご覧いただけます。