今から半袖では、

夏に我慢がきかないかも。

とはいえ、

急上昇の気温には逆らえません。

明日は半袖にします!

夏日ですもん。



さて、

こうして明日の服装をあれこれ考えたり、

ボス抜きの1日をにんまり寿いだり、

うふふっとご飯食べたりする。


そんな自分を誰にともなく申し訳なく思っても、

帰ったぞー!の瞬間から、

心はふんわりと安らぎます。


細々とある小さな楽しみ、

それを享受して、

エネルギーを貯める。







食わずには生きてゆけない

ということばを思い出しまして、

手持ちの詩集を手に取りました。


一発正解!!

石垣りんさんに違いないと思いました。

「ヨガアケタラ

 ドレモコレモ

 ミンナクッテヤル」

きゃああああああああああっ

シジミの一節、

怖すぎて、

土性骨が座ってて、

喰らうというイメージが強い方です。


その感覚、

ほんとだなー

つくづく思うこの頃です。


私たちは、

喰らう。

何もかもを喰らっては、

生きています。


他人の苦しみを喰らう。

自分の憎しみを喰らう。

そのすべてを燃やしてエネルギーとして生きています。





くらし  石垣りん


☆ルパージュ画 干し草



食わずには生きてゆけない。

メシを

野菜を

肉を

空気を

光を

水を

親を

きょうだいを

師を

金もこころも

食わずには生きてこれなかった。

ふくれた腹をかかえ

口をぬぐえば

台所に散らばっている

にんじんのしっぽ

鳥の骨

父のはらわた

四十の日暮れ

私の目にはじめてあふれる獣の涙。



ウクライナの悲劇すらも、

私は喰らう。

喰らって

噛み砕いて

腹の中で燃やして

エネルギーをいただいて………

生きているのだなと思います。


そう思うとき

獣の涙はあふれる。

その涙をまた喰らって次の思いをことばにしては、

生きて……いますねぇ。



画像はお借りしました。

ありがとうございます。