しばらく開かない間に、

記事デザイン?

新しい機能がついたのですね。

2月24日からですから、

11日ぶりの浦島太郎となりました。


まことに

隠居には目まぐるしいSNSの流れでございます。





さて、

そんな早瀬を渡りながらも、

古書店の帳場で頁を繰りますのは、

若い頃に読んだものばかり。



フランソワーズ・サガン

2004年に亡くなられました。

書店では

ついぞ見かけなくなりましたが、

「悲しみよ こんにちは」

などは、

作品名だけは

ふっと何かのキャッチフレーズのように

蘇ります。




お若い方ですと、
名前も聞き覚えがないかもしれませんが、
一世を風靡した作家さんです。


昨年暮れに長野に戻りましたとき、
彼女の作品『優しい関係』を漫画化した、一条ゆかりさんの「恋人たちの時」を発見して
持ち帰ってきました。




これは、
1972年りぼん2月号の付録で、
その当時に購入したのではなく、
大学4年生の折り、
漫画図書館でバイトしていて見つけたものです。
お値段は500円でした。


1969年に発表された『優しい関係』ですから、
文庫化が何年だったのか、
姉妹そろって
小説に入れ込んで読んでいたのは
高校時代なのではと振り返ります。

☆記事にしたいなと思い、
 Amazonで再度購入の新潮文庫でございます。
 100円也。






現代は“心の守り人”といったものだったそうですが、
朝吹登水子さんは、
女一人に男二人、
三人が行き着いた穏やかな同棲生活を
『優しい関係』と意訳なさったようです。

 主人公ドロシーを守る青年ルイスに焦点を当てるか
 ドロシーとその恋人フランクとルイスの関係に焦点を定めるか。

そのどちらを主眼とするかで、
物語の味わいは
まったく違うものだなぁと、
邦訳するにあたって後者を選択した朝吹さんの感覚に舌を巻きます。





特殊な運命を生きるルイスの愛の形は?
つまり“心の守り人”
という視点から見るなら、
栗本薫さんの『お役者捕物帖』と同じ問題が取り上げられています。

 男女の愛、
 だけでは解決のつかない孤独を
 どう人は生きるか。


そうなんですが、
高校時代、
この物語に惹かれたポイントはそこではありませんでした。
漫画で読ませていただいたときには、
うん
そうだよね
思いました。
一条ゆかりさんも
そこはスルーして描かれてましたから。




還暦を過ぎますと、
あのドキドキが
ちょっと気恥ずかしいですが、
ここは告白しておきます。


当時の日本女性にインパクトありましたのは、
もちろん日本乙女だった店主姉妹にもですが、

“心の守り人”[ルイス]も
恋人[フランク]も
自分のものとする夢。

☆わーーー
 言って欲しい言葉!


王子様がやってくる夢より
酔いしれました。
ないことだからこそ夢ですが、
穏やかな優しい夢でございました。


フランソワーズ・サガンは、
女子高で過ごした姉妹に、
恋愛って
恋愛って……どんなんなの?
夢見させた作家だった気がします。

大学4年生となった頃に、
あれ?
漫画化された作品を手に取らせたほどに。


画像はお借りしました。
ありがとうございます。


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