NATOの領土であれば、

 どんなに小さなものでも死守。


 中立化➕非武装化


繰り返される文言があるとき、

それは主張の土台であることが多い。




ロシアの坊やは、

旧ソ連だった土地をぼくの領土ととらえているのでしょう。


そして、

欧米諸国は、

はっきり交わされた約束で守る権利がある土地以外は守れません。

漠然とある双方の領土意識に触れたら、

第三次世界大戦が始まってしまいます。



対話と言いますが、

これは人道や倫理の問題ではなく、

勢力分布図の話ですから、

その中身は

どこまでがお互いの取り分かということにならざるを得ません。



中国が

開会式のスピーチのうち反戦の部分を放送しなかったのは、

ロシアと同じく、

自分の取り分と思う土地のことが念頭にあるからでしょう。




緊張が走ります。






欧米の参戦が望めない中、

プーチン大統領が決めた軍事作戦を止められるのは、

ロシア国内でプーチン失墜が起きるか、

ウクライナが勝利するかですが、

どちらも難しいように思います。



この悲劇の幕引きが、

ウクライナが焦土と化す前に、

何とか間に合うようにと願います。




同時に、

自身の心を省みます。

ちゃんと自分を手放さずにいられるように。





侵略に胸を痛める多くのロシアの方々がおられることは承知の上で、

一般論として書きます。



強い国の国民でありたいという思いは、

第一次大戦、第二次大戦、

過去の戦争の様々を思い返すと、

わりと一般的です。

もちろん日本もです。

大東亜帝国は当時の国民の夢でした。



2014年、

クリミアが制圧されたとき、

プーチン大統領の支持率は90%を超えたと言います。

プーチン大統領はその夢を再びとおもっているでしょうし、

実際にそれを望む国民もいるでしょう。

強い国、富める国という言葉は人を誘います。



未来をどう選択するか。

みなが共生できる世界へと舵を切るために、

それぞれが考えるべきことな何か。

そう考えると、

それぞれの中にある弱さをしっかりと自覚することから始めないとな、

と思います。



短絡的にヘイトスピーチまがいの言葉が

SNSに渦巻いていることを、

ニュース特集で知りました。

日本(で暮らすロシアの方々が理不尽な非難にさらされているのは、

悲しむべきことです。

それはプーチンと同じ沼にはまる道です。



国としてのロシアの選択は認めない。

そして、

共生の道を探るため、

国境、宗教、民族を超えて対話することを支持する。

何度でも何度でも向き合っていくしかないのだと思います。



サザンオールスターズの桑田佳祐さんの歌を紹介します。

どの国にも間違った過去があり、

誰しもが間違う可能性をもっています。



平和の琉歌





この国が平和だと

誰が決めたの?

人の涙も渇かぬうちに


アメリカの傘の下

夢も見ました

民を見捨てた戦争の果てに


蒼いお月様が泣いております

忘れられないこともあります


愛を植えましょう この島へ

傷の癒えない人々へ

語り継がれてゆくために


この国が平和だと

誰が決めたの?

汚れ我が身の罪ほろぼしに


人として生きるのを

何故に拒むの?

隣り合わせの軍人さんよ


蒼いお月様が泣いております

未だ終わらぬ過去があります


愛を植えましょう この島へ

歌を忘れぬ人々へ

いつか花咲くその日まで



荒々しいSNSの言葉をみれば、

この国にも

憎しみを栄養に他を傷つける種があることはわかります。

人は誰でもその種をもっている。

そして、

それを封じて光ある方へと向く心ももっています。


どうか、

この岐路にあって、

共生の希望へと進む心を捨てずにいられますように。



画像はお借りしました。

ありがとうございます。