天下統一。

何となく、そんな言葉が浮かびます。

権力者の夢はそこに帰結していくのが習いです。




 こじつけるなら、

 ここ日本でも、

 武力介入の大義名分は探せるに違いない。

 東西の文化伝統の違いでも、

 しだいに失われていくアイヌ文化でも、

 民族につなげられたなら何でもありだろうな。





ばっか言ってるんじゃないよ。

と、

自身でも笑っちゃう想定ですが、

侵略者に正義がなかったときはないわけで、

正義とはたいそう融通が利くものです。


日本に対するそれが、

今、

あると思って書いているのではありません。

侵略するかしないかは、

やる気になるかならないか、

だけの問題となったなと思っているというお話です。





これに習う権力者が続くかは分かりませんが、

ロシアがウクライナを占領し、

政府を再編し、

その勢力下に置くこととなったら、

出てくる可能性は高い。



世界の情勢を考えると成功例とは言えないウクライナ侵攻ですが、

模倣犯は出るものです。

もっとうまくやれるぞ!と思うことでしょう。



ここに使いたくはない言葉ですが、

コロンブスの卵でした。

なんだ できるじゃん

と思うと禁忌はたやすく破られます。



あまり考えたくない未来です。

でも、

絶対考えたくない未来もあって、

ここからの動きは気がかりです。




ウクライナとロシアでは、

ロシアの勝利は明らかです。

それを防止できるとしたら欧米各国の派兵です。


で、

正義がまた増えて、

核兵器使用も含めて可能性の幅はぐっと広がります。

正義が正義を呼び、

そこに中国が参入したなら、

いきなり戦場も広がるでしょうか。


まあるい地球を前に、

ケーキの切り分けの風景はより鮮明になる気がします。

日本って誰のお口に入りますかね。



侵略オッケー

ではないとしても、

侵略できちゃった

は重い。



その先を国益でなく、

平和を第一として進められるか。

そこが大切な今と思います。




こんな「よげん」はいやなんですが、

世を見通す瞳の清澄にひかれ、

お借りします。

これは自然破壊をイメージしての詩ですが、

まどわされ

めをくらまされ

たがいに口まねをしながら落ちていく未来をかさね、

お借りします。



よげん 谷川俊太郎


きはきられるだろう

くさはかられるだろう

むしはおわれ

けものはほふられ

まちはあてどなくひろがり

こどもらはてなずけられるだろう


そらはけがされるだろう

つちはけずられるだろう

やまはくずれ

かわはかくされ

みちはからみあい

ひはいよいよもえさかり

とりははねをむしられるだろう


そしてなおひとはいきるだろう

かたりつづけることばにまどわされ

いろあざやかなまぼろしにめをくらまされ

たがいにくちまねをしながら

あいをささやくだろう

はだかのからだで

はだかのこころをかくしながら






暖かな日で、

仕事も昨日には済ませていて

まだ書いていない本レビューのネタもあって

春を思う記事でも

本を語る記事でも

書けてしまうはずなんですが、

なんとなく書きにくい。


こちらを投稿したら

また書けるかなをやってみましょう。


画像はお借りしました。

ありがとうございます。