水曜日、

姉が、

職場で陽性者が出ての濃厚接触者と認定されPCR検査を受けました。


結果は陰性でしたが、

過労のため腎盂炎を発症していたことがわかり、

同時に陰性とはいえ現在のところ高熱を発してもいますので、

一人、実家ですごしています。


病院へは甥が送迎をしたとのことですが、

何も口に入らないほど体調は悪く、

義兄も甥も心配しています。



どんなに体調が悪くても

姉は様々をこなしてきましたので、

濃厚接触者となったことで問答無用に休養に入れたこと、

かえってよかったと思います。



昨夜、

ふと長野で一本桜を見に行きたいと思い、

その時節になったら、

実家を宿泊場所としてもよいか相談しようと電話したら、

そんなことになっていました。



ほんとに

今は

役に立てない


新型コロナウイルス感染症拡大以前には、

男たちでは入院に伴う諸々が分からなかろうと、

入院、手術のたびに呼んでもらいました。


枕も上がらぬ姉がこちらに連絡をよこさなかったことも、

能天気にかけた電話に対し、

最初は出られなかった姉から電話がかけなおされてきたことも、

姉らし過ぎて胸が痛みます。


もう姉宅にかけて

姉が床についていると知っていたので、

姉からの電話は本当に申し訳なく思いました。



人生を通じて過労でなかったことがない働きぶりをしてきた姉です。

研究職から父の発病で営業職へ、

結婚して退職するも

義兄の病気で復職してからは介護職へ、

家族を支えながら職場でも全力でした。



もし

私が今倒れたら

立ち上がって関越道を駆け抜けてくる。

そう思ってしまうほど、

姉は自分を顧みない。



声を聞く限り、

姉は姉でしたので、

一応はほっといたしました。

こうしていつも頼りっぱなしできたのだとも言えます。




かけてしまったことを謝りつつ、

桜のことも流れで触れました。





見る人のない中、

ライトアップされた巨木から

なだれ落ちる花の瀑布。



若い頃から

姉が連れ歩いてくれた様々な中でも、

群を抜いて心に残る映像です。



この春、

たとえ別々にであっても、

姉妹二人とも見ることが叶えばと思っています。


画像はお借りしました。

ありがとうございます。