午後をまったり寝て過ごしました。



うーん

ちょっと休んだら出掛けるつもりだったのですが、

ふうっと目を開けたら夕闇の中。

眠気と戦った記憶がまったくないもので、

えっ?何?魔法???

って感じでした。



スマホを開けると

読んでいたページのままです。

記憶はあるのに、

途絶えたときが分からない。



何か読みながら寝転ぶと、

こんな眠りが訪れることが増えました。



やれやれと

通常の平日、

その夕方の時間を始め、

ともかく姉から言われた1月中に!

は済ませたしね、

と気を取り直します。






雌虎仲間に電話するのは久しぶりですが、

朝の内にもはっきりした感染拡大の予兆がありましたから、

明日以降につき何か決定事項はないかと掛けてみました。



 うん

 そだね





ま、

ボス次第でございます。

風見鶏よろしく風が吹くまでは、

ちんまりとしたものでございます。



悪ガキの中坊か!?

という顔ももつ方でしたが、

こういうときは前ボスの力量を改めて評価します。

指揮官は決断力がなくては務まりません。





 より良いものを


世代なのか、

時代の流れなのか、

淀む“ここ”の問題なのかわからないのですが、

何をもって“より良い”とするかの変化をうすら寒く思っています。



社畜と呼ばれる価値観はアカン。

しかしながら、

“労力削減”が先行し、

“仕事としての結果”が後回しになってゆく職場の今が、

気がかりです。



とりあえず、

今朝は若いチーフに語りました。

“形はもらえるものもある。

 もらえるものはもらう。

 でも基本方針は変えなくていいよ。

 今年のあれは結果に対して何の興味もないとしか思えない。”



今日は休めるタイミングでした。

同時に、

“私も

 今日までは口にしていない。

 今日はもういい。

 だから言っとくね”

で、

彼も返します。

“○○の件、

 ご存じですか?”

げげげげげっ!!でした。

“僕も今日だから言います。”

うん そだね

とりあえず休める1日でした。




まあ

自分の身の回りから整えていきます。

まだ二年あるので。






さて、

昨日の“恋”ですが、

店主のもっとも愛する“恋唄”は、

黒田三郎さんの「僕はまるでちがって」です。

僕はじっと目をつぶる

すると

僕のなかを明日の方へとぶ

白い美しい蝶がいるのだ


今を生きる!

背を預ける男と共に生き抜いた時間は2回もちました。

一度は第一の腹心として、

一度は女将軍として。


恋ではないけれど、

恋にも似た時間は前者でしたね。

目指すものをともにして駆け抜けてゆくことが無敵の全能感ありました。



後者のときは恋に似たものは羽生選手にしていました。

ソチ前の3年間、

どきどきとかわくわくとかではなく、

祈りでしたが。

乳癌は、

戦闘放棄の言い訳には格好のものだったんですが、

抗がん剤も放射線治療も断って、

新卒の若者と共に駆け抜けた3年間でした。



若者が大分で、

先日の地震でも何事もなく無事にあること、

嬉しく思っています。



そう、

静かな祈りの3年間でした。

ボストンの世界選手権以降には、

その動画を

早朝、

静かに見つめては一日に立ち向かっていました。

目をつぶって自分の中をとぶ白い蝶を見つめる静かな時間に支えられました。

無敵であろうとする意志、

うーん「愛」の時間でしたね。




どっちも社畜じゃん

と笑われそう。

ですが、

一生の仕事と思うとき“社”じゃないんですよね。


 治療については無謀というわけではないんですよ。

 大枚払って自費で検査して再発率を調べ、

 お医者の了承いただきましたから。



その柱は自分なんです。

そして、同僚は、

「より良いもの」を共にする仲間です。

仲間を得て、

己の心のままに駆け抜けていく。

そんな時間を確かにもてたことは仕事のおかげでした。




癌となったときが羽生選手との出会いだったのも、

巡り合わせなのでしょう。

生きることができた。

ありがたいことでした。

キャーキャーの恋に似た時間も、

祈りの3年を終えてからいただきましたし、

今は「愛」に似た時間もいただいています。



あとは、

己に恥ずかしくないように、

残りの二年を勤めあげるだけ。



さて、

この詩は、

3年ほど前、

海斗が瑞月に贈る言葉にお借りしました。

こうして海斗と打つと、

“海斗”と変換できるまでに、

ずいぶん時間がかかるようになりました。

心の底に湛えられた深い水に、

ぽつっと波紋が広がって消えます。





ぽつ ぽつと

滴る水滴が

増えていくことを思い描きます。


上向いていけるかなぁ。

そんなことを思います。



大沢たかおさんがナビゲーターの

神秘の北極圏「オーロラの旅」を拝見しています。

見知らぬ土地に足をおき、

五感を研ぎ澄ませ、

そこを感じとる体験。

もう一生のうちにできることはないかもしれませんが、

その感覚を追体験させていただけることは

ありがたいものです。



自分の中を明日のほうへととぶ

白い美しい蝶を見失わずにいけますように。


画像はお借りしました。

ありがとうございます。