くるくると万華鏡のように、

風を切るスケートボードから金属バットを折る剛速球、

大きく口を開けて兄の勝利に歓喜する乙女、

灼熱の夢の島で的中を射抜く矢と映像は映し出します。




 

オリンピックは駆け足で

日本のメダルラッシュと共に進んでいるんですね。

今週は帰宅するたびに過ぎ去る時の翼の速さを感じそうです。

 

従前のオリンピックでは、

メダル獲得あれば数日はその英雄話題と次のメダル候補のニュースが続いたものです。

今回の東京五輪、

開催前の下馬評にたがわず日本勢はかつてないほど強い。

本当に驚きます。



 

 

話がそれるようですが、

現任のボスは「多数決」が裏キーワードなのは間違いありません。

今朝の朝礼では堀米選手を語っていました。

「ほら髪ね、

 染めてるじゃないか。

 最初はあんな頭の子がと思ったんだけどすごかった」

<やや昭和な男性管理職の心理・スケートボード編>



〇染髪を不良と認識する

〇成功する(努力の証)男は認める

〇挑戦(海外単身留学)した成功者に夢を重ねる。

 ※失敗した場合は“ばかな奴”と言うかもですが

 

 

朝からボスの個人的なオリンピック感想をかしこまって聞きました。

堀米選手に燃えたのはご同様ですが、

茶髪への言及にくすっとします。

なるほど、

“不良イメージ”か。

 

そう思い合わせましたのは、

解説するお方の、

「老人がいる公園で練習しても海外なら嫌な顔をされない」

というこれからのスケートボード界構想に、

あらあらと思ったからです。

 

 

現在の公園でいきなり練習開始されても、

老人は困ります。

手摺は階段を歩いて昇降する老人のためにあります。

きっと練習場が増えますよ、

言ってあげたくなりました。

「そっすね」と答えてもらいたいです。

堀米選手より言葉遣いはある意味お若くていらっしゃいました。

ヤンチャではいらしたかもしれません。

 

 

このところ

せっせと読んでいる栗本薫さんの矢代俊一シリーズで、

矢代さんは大学内での演奏に飽き足らず、

思い切り場末のクラブに飛び込みます。





ビリイホリデイの凄惨な成育歴、

底辺で踏みつけられながらあげる叫びがジャズだと。

ちょっと重ねてしまいました。


 

また、

古い映画ですが、

フラッシュダンスとか。

痛快でございました。

最後の入団試験。


 



 

スケートボードのこれまでには、

様々な物語が、

光もあれば影もある物語があったのだろうなと思います。

そこで頑張ってきた解説の方たちの世代があって、

堀米選手、西矢選手の男女金メダルがあるのでしょう。

その物語、

心惹かれます。

公園練習解禁は賛成しませんけどね。

危険ですから。

 

 

駆けあがり、

そこに万人が認める位置を得たスポーツは、

その技量向上のための練習環境が与えられます。

冬季スポーツは認知度が低く苦労が絶えない選手が多い。

オリンピックデビューのスケートボードの未来が、

明るいものでありますように。

 

 

テレビには良くも悪くも“多数決”の魔力がございます。

それは揺らぎやすくもございます。

昭和世代の中でも価値観に置いてかなり頭の固そうなボスの今を見ると、

オリンピック開催にはもともと乗り気だったとはいえ、

社会の意向はオリンピック歓迎へと一本化されつつあります。

その中で、

新型コロナウイルスについての

“死ぬ病気じゃない”“ワクチン接種したら平気”の流れも加速気味。

 

マスクくらい構わないと声に出されるわけではないですが、

賞賛の嵐と共に流れる映像は雄弁です。

今のところ何につけても「〇〇くらいいいじゃない」となりそうな勢いの中、

ぷつっと突出した危険を示唆する何かが現れましたとき、

いきなり逆流するのも恐ろしいかなとも考えています。

 

ただ、

その怖さより、

別次元の怖さがございます。

感染者数が3000人はすぐにもクリアしそうですし、

そのくらいの数には鈍感な今です。

でも5000人突破の日、

“死ぬ病気じゃないんだよ”と誘導する言葉を聞いたら、

洗脳?????と思うかも知れません。

まあ時期にもよりますが。

 

店主のワクチン接種も目途がつきました。

主治医がどうとか考えなくてよい弟子くんは、

もう土曜日に接種してきたそうです。

ワクチン接種は進んでいます。

こっちも全力競争のようです。

 

その競争を必死に進めてくださっているのは、

医療従事者の皆様です。

感染拡大に無頓着になり過ぎるのには、

歯止めがほしい。

 

難しそうですが、

オリンピック会場でのマスク着用、

既に自主的に表彰式以外でもノーマスクのお姿ありますが、

表彰式でのノーマスクは認められました。

どうか応援での観戦時などにノーマスクが広がりませんように。

 

 

画像はお借りしました。

ありがとうございます。

 

 



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