女子はフィギュアの華。
ひらひらと舞う少女たちは、
花咲く氷上でございます。



やはり疲れているらしく
寝たり起きたりしておりました。
2019NHK杯を会場音声だけで流しながら。



世界最高峰!
2019NHK杯はそう言って恥ずからぬトップスケーターが揃いました。
ペアのウェン・ジン・スィーとツォン・ハン。
アイスダンスのパパダキス・シゼロン組。


日本の少女たちが、
こんなにも揃ってこの舞台で舞うことを拝見すると、
感無量でございます。
最高の舞台、
その演技のすべてがテレビを通じて全国に流れます。

 がんばれ がんばれ がんばれ

そんな気持ちになります。



アナウンサーが選手を紹介し、
解説で技が説明される。
録画視聴から試合中継に切り替えると
スポーツなんだったと感じます。


2019NHK杯のハイライトを、
それら抜きで拝見した時間は舞台鑑賞と変わらぬ感覚がございました。

 そこに演者がいて、
 酔いしれる観客がいる

ペアにアイスダンス、
そこに揺るがぬトップとして君臨する2組の演技は、
スポーツとして採点することが不自然なほどに演技でございます。



羽生結弦選手のファンとなるまで、
ファンとなって世界選手権の会場に行くまで、
自分がスポーツファンとなった自覚がございませんでした。


 転倒した選手に一生懸命拍手を送り、
 立って 立って 大丈夫 大丈夫
 と
 思いを滾らせる。


 どうか みんな 
 ベストが出せますように
 と手に汗握る。


羽生結弦というスケーターの存在に
心を揺らしたことが
そうした見方につながったのかもしれません。


女子では
三原舞依選手が滑る姿に
羽生結弦選手を見て受け止めたものに通ずるものを
いただく店主です。







コロナ禍の中、
イタリアの病院に流れた
「ガブリエルのオーボエ」の調べに
店主は三原選手の舞いを重ねておりました。

今シーズン、
復帰した三原選手は、
滑る喜びに溢れていて、
ああ よかったと嬉しく思いました。





トリプル・ルッツからのコンビネーション。
これが決まって微笑む。
リンクを緑のコスチュームが滑っていく。
華奢で折れてしまいそうな肢体に
はらはらするのに、
ひらひらと、
彼女は幸せそうに舞います。
涙が溢れます。



自分はどう在りたいのか
それを思い出させてくれる選手に
店主は引かれるようでございます。



そういう感じ方とは別に、
正直な観客の
わがままな感性はありまして、
そこが2019NHK杯を振り返ると
やれやれと思うほどに感じる。


来季がどうなるのか
それも危ういところなのですが、
今、
試合に全力の少女たちを応援することで、
また世界のスケーターが集う、
熱くて、
鮮烈な演技が華を競う場へと
彼女たちを送り出す力となったらな
などと思います。


第2グループを拝見しながら
もう少し体を休めたら、
また表現を巡る記事、
そして物語を書こうかなと思います。

画像はお借りしました。
ありがとうございます。



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