アラカンはですね、

戦争を知らない子どもたちで、

あさま山荘事件と三島由紀夫自決でまっさらに戻された思想を土台に

ふわふわと思春期を迎え、

経済成長期の大阪万博を知っていて、

バブル期の申し子で、

そして、

山口百恵を知っています。

 



 

洋楽一筋と言いましてもテレビは見ましたから。

黒柳徹子さんが司会を務めたザ・ベストテンを拝見していました。

阿木燿子さん作詞・宇崎竜童さん作曲の歌たちは

鮮烈でございました。



 

若い友人はセーラー・ムーンに革命を感じたそうですが、

『恰好いい』女をテレビに実感しましたのは、

店主の場合は山口百恵さんでございました。

 



 

というわけで、

プレイバックPart2

絶体絶命

ロックンロール・ウィドウ

堪能いたしました。

 

 



 

引退の頃の騒ぎは大変なものでございましたが、

このコンサートを拝見するのは初めてで、

あの時代をもう一度生きる思いでございます。

常に『女』として生きたい。

その言葉も初めて聞きました。

しなやかな強さを感じさせる声とお顔に、

うーんと唸ります。

 

 

そうですね。

私たちの世代が求めていたのは、

おそらく新しい在り方を探ることだったのでしょう。

華やかな光芒を空に残して電波の世界から消えてなお語り継がれる。

時代を強く印象づける方でございます。

 

 

そして、

ため息をついております。

 

私たちの若い時代、

未来を思いますとき、

暗いものはあまり感じておりませんでした。

コロナ禍で浮き彫りになった様々に、

何ができていただろうかと振り返ります。

 

頑張って歩いてきた。

そのつもりだったのでございますが、

未来に展望を感じますことが幸福感の一つの指標であるなら、

その道はどこか間違っていた。

そう言わざるをえないことが残念です。

 

 

画像はお借りしました。

ありがとうございます。

 



人気ブログランキング