いただきものを読む天の海に 雲の波立ち 月の舟星の林に 漕ぎ隠るみゆぬばたまの 夜の更けゆけば久木生ふる 清き川原に 千鳥しばなく世の中は霰よのう 笹の葉の上のさらさらさっと ふるよのう遊びをせんとや 生まれけん戯れせんとや 生れけん遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ揺るがるれ