物語を書こう。
そのはずでしたが、
この記事を書きたくなりました。
創作とは遠い話ですが、
お許しください。




読者登録させていただいているお宅に
児童養護施設のお話が
ありました。


ひどい虐待。
それを認めるものではありません。
が、
あるだろうこと
そう思います。


 子ども
 老人
 障害をもつ方々
申し立てても言葉に力がなく、
そのお世話をすることに、
〝してあげてる〟感をもたれやすいとき、
問題は起こりやすく
発見されにくい。





必死に戦う養護施設も
ございます。
店主は
それを書きたく思いました。


何事も
情報は双方向からあることが
望ましい。
どちらからも窺い知れることもあるからです。



その福祉の充実に
お金は
信じられないほどに不足しています。
いえ、
していました。



長く会っていない友人の話です。
距離が遠くなりました。
十数年前のことですから
今は
改善されたでしょうか。



児童養護施設。
髪を切るためのお金は
一人500円。
お店に行ける金額ではありません。
ですから、
思春期の子どもを美容室に行かせ、
小さな子どもたちの髪は
職員が切っていました。
金額の増額は
施設が決められないと聞きました。
人数分、
その名目で支給されるとのことでした。



誕生日プレゼントの金額も500円。
まるで店主が子どもの頃の金銭感覚のままでした。

職員が身銭を切って
お金を出し合っていると友人は
言いました。



その施設に
4回ほど訪問しました。
偶然知り合った友人は
そこで寮母をしています。



施設の子どもに
一般家庭の生活を体験させるために
受け入れ家庭の募集が
いつもあります。


それを店主が引き受けるには
仕事という障害がありました。

それでも、
もしと思い、
受け入れ家庭について
話を聞きました。



覚悟が必要と言われました。


 躾を受けていない
 十分な栄養を与えられてこなかった
 愛情を知らない


それは、
私が愛してあげれば
という
抽象的なロマンではない現実を意味します。


預けたお宅からの電話が
リンリン鳴る。

 リビングに大便をした

そう言って
青筋を立てて友人を迎えたホストファミリーのお話が
印象的でした。

それが悪いとか間違っているとか
相手を非難できるものではない。
無償のボランティアです。


ただ
子どもの傷は
残ります。


友人は
自宅をホストファミリーとしていました。
大便事件は友人を臆病にしました。


青筋といかぬまでも
顔をしかめる
異様なものを見る目で眺める
それだけでも
それを見る子どもを思うと辛い。


店主は
そこまでの場面に直面したことがない。
ですが、
友人の語ることは分かります。





本当に人間は弱いものと思います。
障害をもつ入所者の方々が
無惨に殺された事件がございました。

弱いでは済まず、
ですが弱いということに帰結していく。
切っ先に立つ日々。
その切っ先が人を研ぎ澄ましてくれることもあり、
鉛となって人を押し潰すこともある。


切っ先に立ちますとき、
その弱さを認め、
その上で頭を上げて生きていきたい。
そう心から思うこの頃です。


遠くあることで、
鈍くなっていく感性もございます。
自分も四年間でだいぶ病んできました。



その方の記事に抱きますのは、
児童養護施設及び児童相談所の
施設の充実
人件費の増額
そうした政策に繋がるものがあるなら
の願いです。


個の問題を越えたものがございます。
個を良しとするものではございません。
越えたものが確かにある。
そう考えております。


それを正すことで改善される多くの個があるでしょう。

☆ピュリッツァー賞を受賞した
 知的障害者の現状を告発した写真です
 報道は
 ときに力をもちます。

 今の日本でしたら
 児童相談所が関わる
 施設の受け入れを巡る様々の報道は
 現状を示しているものと思います
 


必死に戦う人が
確かにいる。
それも
また真実です。


願うことは
子どもたちの幸せ
それが
誰もが抱く願い。

この国が
そこに向かっていけますように。



画像はお借りしました。
ありがとうございます。




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