古代に参ります。


で、

翠を取り戻した勾玉の先を語る前に
瑞月と海斗が
この日本で
生きることを始めたときを
まとめます。

ざっくりまとめるなら
純愛の美
内包する危うさ

そして、
瑞月を生かそうと
必死にあがく海斗の葛藤です。








二人が
あまりに二人きりであること
驚きました。

カナダでは
まだ
日課がありました。
部屋の外に生活がありました。


車に残る瑞月が
あまりに儚く
二人は
とてつもなく二人きりと感じました。




だからでしょうか。

海斗に甘える瑞月を書きました。


〝この子はだいじょうぶです〟


海斗も
また
そうセツさんに告げます。







    月が光を失い地平が明るむころ
    満たされ
     力尽きた恋人たちは
     絡み合ったまま眠りに落ちていった。

      床入りは終わった。


大切に書きました。
先がどうなるに関わらず
この夜が美しい夜であったことが
二人を支えると思いました。








    あまりに求めることは
    危ういものでございます。

     佐賀様は雪うさぎさんを
     染め抜いてしまわれた。
     ご自身も囚われておいでになる。

     床入りとは
     難しいものです。

     二人の人間が一つになる。
     難しいものでございます。

咲さんに匹敵する人物
セツさんは
瑞月の不安定な様子に
こう語ります。


ほんとに
ほんとにそう思いました。
求めることで
閉じていく純愛の必然。


二人の幸せは
どうしたら可能か?

秘かに
そればかり考えるようになりました。








   あの子を抱えきるのは
   至難の業だ。
   それを私はお助けできる。

   いかがですか?


申し出た宿の主には
任せないだろうな
感じました。

〝二人で生きる〟
佐賀海斗の望みを叶えるには
秘密の恋人では
済まないものを感じました。


凍れる滝は
いつかは流れ落ちます。
危ういなー
危ういなー
思いました。



誰か
二人をそのままに
受け入れて
にっこり笑える人物。

そして、
パーティーです。
そのまとめは
明日と致します。


画像はお借りしました。
ありがとうございます。



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