この小説は純粋な創作です。
実在の人物・団体に関係はありません。
恋人の朝
2015-12-05 17:00:41
テーマ:クロネコ物語
枕に散らばる髪に
昨夜の乱れが
艶かしく残る。
あられもない姿態を求め
羞じらう姿を楽しんだ。
羞じらいを捨てきるまで責め抜き
その口から乞わせた。
仔猫の声、
覚えているわ。
サガ……さん……
…………いかせて……。
甘くて切ない声。
そして
響いた声の甘かったこと。
朝を
この子は
どう迎えるか
恋人とした仔猫の目覚めを
狼は待っている。
微かにみじろぐ仔猫に
そっと髪を撫でる。
ふわっと開かれた目を
狼は覗きこむ。
ぱっ、と仔猫が微笑む。
狼を求めて
素直に差し出す腕。
体を重ね
抱き締める。
「サガさんは…………
意地悪だってわかった。」
狼が身を起こすと
仔猫はにらむ。
『何がだ?』
「……知らない!」
クスッ、
と笑う狼。
『むしろ褒めてほしいがな。
あんな姿を見せられて
まだ我慢してるんだ。』
愛を交わしたまま
狼は全裸だ。
開いたカーテンから
差し込む陽光に
狼の全身を見る。
き、綺麗。
「サガさん……」
仔猫が呼ぶ。
ベッドに戻ると
仔猫は
そっと目を閉じる。
『こうして欲しいのか?』
まだ羞じらいに固い下肢を
容赦なく広げ
狼は問う。
反射的に逃げようと動く仔猫は
狼に抑えられた。
真上から眺め
狼は囁く。
『綺麗だ。』
恋人で終えた夜は
恋人の朝に迎えられた。
狼は
恋人の姿を愛でていた。
この華奢な体に
やがて
自分を受け入れさせると考えると
悩ましいでしょ。
愛の時間が終わったら
虎姫のことも
出てくるんじゃないの?
大変ね サガさん。
画像はお借りしました。
ありがとうございます。
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実在の人物・団体に関係はありません。
恋人の朝
2015-12-05 17:00:41
テーマ:クロネコ物語
枕に散らばる髪に
昨夜の乱れが
艶かしく残る。
あられもない姿態を求め
羞じらう姿を楽しんだ。
羞じらいを捨てきるまで責め抜き
その口から乞わせた。
仔猫の声、
覚えているわ。
サガ……さん……
…………いかせて……。
甘くて切ない声。
そして
響いた声の甘かったこと。
朝を
この子は
どう迎えるか
恋人とした仔猫の目覚めを
狼は待っている。
微かにみじろぐ仔猫に
そっと髪を撫でる。
ふわっと開かれた目を
狼は覗きこむ。
ぱっ、と仔猫が微笑む。
狼を求めて
素直に差し出す腕。
体を重ね
抱き締める。
「サガさんは…………
意地悪だってわかった。」
狼が身を起こすと
仔猫はにらむ。
『何がだ?』
「……知らない!」
クスッ、
と笑う狼。
『むしろ褒めてほしいがな。
あんな姿を見せられて
まだ我慢してるんだ。』
愛を交わしたまま
狼は全裸だ。
開いたカーテンから
差し込む陽光に
狼の全身を見る。
き、綺麗。
「サガさん……」
仔猫が呼ぶ。
ベッドに戻ると
仔猫は
そっと目を閉じる。
『こうして欲しいのか?』
まだ羞じらいに固い下肢を
容赦なく広げ
狼は問う。
反射的に逃げようと動く仔猫は
狼に抑えられた。
真上から眺め
狼は囁く。
『綺麗だ。』
恋人で終えた夜は
恋人の朝に迎えられた。
狼は
恋人の姿を愛でていた。
この華奢な体に
やがて
自分を受け入れさせると考えると
悩ましいでしょ。
愛の時間が終わったら
虎姫のことも
出てくるんじゃないの?
大変ね サガさん。
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