新型コロナウイルス抗体検査(血液)
<検査がおすすめの方>
・過去に新型コロナウイルスに感染したことがあるか
確認したい方
・ワクチン接種後、抗体ができているかどうか
知りたい方
<検査でわかること>
・過去に新型コロナウイルスに感染していた可能性の
有無 (ワクチン未接種の場合に限る)注意
・新型コロナウイルスワクチン接種後に産生される
抗体の程度
<検査のタイミング>
・過去に新型コロナウイルスに感染した?
➡ 発症(症状が出た)日から14日以降
・ワクチン接種後に産生される抗体の程度
➡ 2回目接種日から28日(4週間)以降
「ワクチン接種の前・後」
「ワクチン接種1回目と2回目の抗体量の比較」など
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【検査内容】
IgG抗体定量検査
試薬名:ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG Ⅱ Quant(NIBSC)
[概要]:ヒト血清及び血漿中のSARS-CoV-2の
スパイクタンパク質に対するIgG抗体を定量的に
測定する検査
【検査方法】
採血(2~3ml程度)
【結果】
原則→翌日
【対象】
検査を希望される方
※現在、発熱・咳などの感冒症状や味覚・嗅覚障害などの
症状のある方は、「発熱感染外来」にお電話にて
ご相談ください
【参考資料】
新型コロナウィルスの表面には、特徴的な突起を
形成するスパイクタンパク質が存在しています。
このスパイクタンパク質には、ヒトに感染する際に
不可欠な受容体結合ドメイン(RBD)が存在しており
ヒトの細胞表面上の受容体(ACE2受容体)と結合する
ことで侵入、感染を引き起こします。
新型コロナウイルスのスパイクタンパク質のRBDに
対する血清中のIgG抗体量を特異的に測定する検査です。
IgG抗体量の測定は、体内における免疫反応の評価や
ワクチン接種による体内で産生される
中和抗体(RBDがACE2受容体へ結合するのをブロックする抗体)の抗体量評価・中和活性の評価研究に有用と考えられて
おり、IgG抗体量を測定することで過去の感染の有無や
ワクチン接種後の抗体について知ることができます。
IgG抗体検査の効果的なタイミングは、検査の
目的により異なります。
新型コロナウイルス感染症では
IgG抗体が発症後約10~14日で上昇し
発症後14日目以降の陽性率は100%と報告されています。そのため、過去の感染が気になる方は
発症(症状が出た日)から14日以降で検査されることを
おすすめします。
ワクチン接種後の抗体がついたかどうかを確認したい
方の場合、ワクチン接種から28日以降に
体検査されることをおすすめします。