彼岸にお墓参りに行けなかったので、遅ればせながら土曜日、福島に行ってきた。お袋が亡くなってから5月には3回忌。時が過ぎるのは早いもんだ。

 夕方、チームのボスに招かれ、高崎の豆腐料理松邑にて「つるの心」という落語と邦楽のコラボを鑑賞。組み合わせとしては初の試みだという。

 邦楽の方は、藤舎英心という、大学の後輩が慶応を卒業した後に東京芸大に進むという、そんな強者がリードした。 

落語の方は林家つる子という二つ目の女性噺家。予想以上に技量があり、今後の活躍が期待される。 

二人とも高崎の出だ。

邦楽も落語も、元々由緒正しき和の伝統芸能同士。マッチしないわけもない。

コラボの演目は「お菊の皿」という古典。テンポが良く、絶妙な間を取りながら話を進める噺家に合わせ、太鼓、鼓、横笛に三味線が絶妙な抑揚で話を盛り上げる。見事な取り合わせと言わざるを得ない。

正直に言って面白かった。



演目が終わると隣の部屋で食事。豆腐料理が盛り付けも上品で美しい。味ももちろん言う事なし。ビールをいただきながら、堪能させてもらった。



こういう夜もいいものだ。