こんにちは、鈴木亮平です。


では今日は、南九州の旅 〜熊本編〜です。


はじまりはじまり〜。


さぁ、阿蘇は大観峰を出発して、


いよいよ熊本市内に到着。


まず向かったのは、街のシンボル熊本城。


ご存知、加藤清正の建てた城で、西南戦争の激戦地でもあり、西郷さんが「わしは官軍に負けたのではなく、清正公に負けたのだ」と言ったという伝説も残るほどの名城です。


その名城は、今試練の時を迎えています。



地震の被害については「精霊の守り人」の撮影時、熊本出身の高良健吾くんから聞かされてはいたものの、実際にこの目で見るとかなりショッキングな光景でした。


本丸の方も見ておきたいと思いましたが、


ここまでしか入れませんでした。地震の被害がどれほどのものだったのかが感じられます。


実は、熊本城の本丸は西南戦争でも一度焼け落ちています。


今ここにある熊本城は、不幸からたくましく蘇った経験を持つ城なのです。


「大丈夫です。あの城はこれまでにも再建されてきたんです。何十年かかるか分かりませんが、絶対に大丈夫です」   熊本出身の別の友人がそう言っていたのを思い出します。


「名城」とは、建物のことだけじゃなくて、地元の人々の長年の愛情や、不屈の精神を含めてそう呼ばれるのかもしれないと思ったり。


復興に向けて動き出した熊本と熊本城。


再びたくましく蘇った姿を見るその日のためにも、今のこの姿を忘れないようにしたいと思いました。


さぁ、その日の夜は…


熊本と言えばやはりこれ。


馬好きの皆さんにはごめんなさい。


馬刺し!

なんかもうですね。東京で食べる馬刺しとは別物のように美味しかったです。

初めて食べた馬のレバ刺し↑

焼き馬?  ↑


でも一番のお気に入りはこれ!
馬刺しのお寿司!


酢飯と馬肉がこんなに合うとは!さっぱりしていながらもとろけるような食感で、牛刺しよりお寿司には合うんじゃないかと思いました。


そして翌日は、


ふたたび西南戦争の激戦地、田原坂へ。

昔、西郷さんを主役にした『田原坂』というドラマもありましたね。


確かに官軍からしたら、この坂で両サイドから攻められたら越すに越されないなー、と実感したり。


この日の田原坂は激戦地とは思えないほど晴れ渡って気持ちの良い場所でしたが、夜には表情を変えるそうで、地元では有名な怖いスポットとしても知られているそうですよ。


慰霊碑に手を合わせてから、最後に資料館をじっくりと見学。


出口の近くに当時の薩摩軍の衣装が再現してあったので、せっかくだからと着てみました。

あれ、のっぽさん?


なんか、 サイズが、全体的に、 あれですね。


よくあることです。仕方ない。


気を取り直して資料館を出ると、こんなパンフレットを見つけました。

『恋する西南戦争 』


なんじゃそりゃ。


「美少年を追いかけて」とか「西南戦争  カフェ」とか気になる謎の単語が飛び交っているけども。


個人的に大絶賛はできないパンフですが、どうしても気になるという人は、勉強がてら、ぜひ一度田原坂を訪れてみてはいかがでしょうか。


さあさあ! というわけで熊本編は思いがけず真面目な回になってしまいました。


ここで鈴木は友人と別れ、いよいよ一人で鹿児島へドライブ。


次回はいよいよ鹿児島編。


ついに辿り着いた薩摩の地。

猛々しくそびえる桜島を見て、自分は果たして何を思うのか。そしてまさかのあの人と合流?


お楽しみにー!


つづく



【今日のポイント】
・寿司の写真はよく取れている
・7分袖の軍服なんてない
・戦争は恋しちゃだめ