(夕日と遠くにそびえる富士)
えー、今日は明後日から始まるテイキングサイドの話ではなく、全く関係ない富士山と世界遺産の話です。
特にメッセージ性もない話やし、みんなの興味があるか分からない話やけれども、とにかく趣味なんで勝手に話させてもらいますー(笑)
日本を代表する山、富士山。
この富士山が今年、世界遺産への登録を申請されています。僕はですね、必ず世界遺産になれると思っています。
実はこの富士山、一度世界遺産にチャレンジして却下されてるんですよ。その理由というのが、とあるCMの影響で「ゴミが多かったから」だと誤解されてるんですが、これは必ずしも正確ではないんです。
そもそも世界遺産というのは「自然遺産」と「文化遺産」の2つのカテゴリーに分かれているんですね。前回のチャレンジでは、山だからもちろん自然遺産として申請していたんです。
しかし、よく考えると「山」としての富士山は世界的にそんなにすごくもないんですよね。現に北海道のすぐ上にあるロシアの世界遺産「カムチャツカ火山群」には、富士山にそっくりな山がいくつもいくつも連なっていたりします。
簡単にいうと、「自然としてそんなにすごい山でもないよね」という理由で世界遺産への登録がならなかったわけです。
それなら今回の申請ではなぜ通ると思うのか?
それは、なんと富士山を「文化遺産」として申請しているから!
一瞬「ん?なんで?」と思うかもしれませんが、これはとてもとても正しい選択なんです。
山の神様としての富士山…浮世絵や銭湯などに必ず描かれる富士山…それらが海外に与えた影響…そしてなんといっても僕たち日本人の心に根付く途方もない愛着、どれをとっても、世界遺産認定に十分な文化的価値を備えていると思うのです。
余談ですが、日本に駐屯していたことのある留学先のホストファミリーのお父さんも言っていました。
「横須賀の港が近づいてきたとき、海から真っ先に見えたのがマウントフジだった。あぁ日本に来たんだと、その時実感したよ」と。
結果が出る世界遺産委員会は今年6月。同じく推薦されている鎌倉も認定されれば、日本の世界遺産は全部で18件に。
いやー、日本、素敵な国ですねー!
そんな、富士山の話。