お待たせです。ニューヨークでの『HIKOBAE』公演の様子を書きたいと思います。
『HIKOBAE』は現地時間3月11日夜7時、Alvin Ailey Theaterにて本番を迎えました。
開場10分前、黙祷の後、全員で円陣を組みました。そして、一人一言ずつ、今回の作品に込める想いを告白します。最後に僕の掛け声で鬨の声を上げ、劇場内に緊張感が広がりました。
今回は役柄もあって、かなりテンションを上げてから本番に臨むんですが、やっぱりどこかに気負いがあるのか、少し自分の空気が固かった。そんな少しの不安を感じながらも、いよいよ本番が始まりました。
でも、芝居が始まると、不思議とすっと肩の力が抜け、お客さんと呼吸を交換しあっているような、そんな不思議な感覚になっていった。
お客さんが、同じ痛みや、希望を、前のめりで共有しようとしてくれているのが伝わってきた。
9.11を経験したNYだからこそ、伝わるものがさらにあったのかもしれない。
愛情、喪失、希望、絆…そういうものはやはり、どんな場所でも、どんな文化でも共通なんですね。
伝わって、本当に良かった。
カーテンコールではお客さん全員がスタンディングで迎えてくれ、「この作品に参加して良かった」と心から思いました。
アメリカ人のお客さんから、「大変なことだと分かってはいても、こうやって再現されたものを観るまでは実感できなかった。ありがとう」と言われたことが、何より嬉しかった。
次の日は、いよいよ国連での公演。
しかし…
この時はまだ…
次の日にまさかあんなハプニングが起ころうとは、誰も思っていなかったのです。
つづく
@a rehearsal studio of Alvin Ailey Theater
P.S. “HIKOBAE“は現地のテレビでも取り上げられたようです。こちらから観られる模様(PCのみ)。俺もインタビューに答えてます。
http://manhattan.ny1.com/content/top_stories/157466/play-explores-japan-disaster-s-human-connections
『HIKOBAE』は現地時間3月11日夜7時、Alvin Ailey Theaterにて本番を迎えました。
開場10分前、黙祷の後、全員で円陣を組みました。そして、一人一言ずつ、今回の作品に込める想いを告白します。最後に僕の掛け声で鬨の声を上げ、劇場内に緊張感が広がりました。
今回は役柄もあって、かなりテンションを上げてから本番に臨むんですが、やっぱりどこかに気負いがあるのか、少し自分の空気が固かった。そんな少しの不安を感じながらも、いよいよ本番が始まりました。
でも、芝居が始まると、不思議とすっと肩の力が抜け、お客さんと呼吸を交換しあっているような、そんな不思議な感覚になっていった。
お客さんが、同じ痛みや、希望を、前のめりで共有しようとしてくれているのが伝わってきた。
9.11を経験したNYだからこそ、伝わるものがさらにあったのかもしれない。
愛情、喪失、希望、絆…そういうものはやはり、どんな場所でも、どんな文化でも共通なんですね。
伝わって、本当に良かった。
カーテンコールではお客さん全員がスタンディングで迎えてくれ、「この作品に参加して良かった」と心から思いました。
アメリカ人のお客さんから、「大変なことだと分かってはいても、こうやって再現されたものを観るまでは実感できなかった。ありがとう」と言われたことが、何より嬉しかった。
次の日は、いよいよ国連での公演。
しかし…
この時はまだ…
次の日にまさかあんなハプニングが起ころうとは、誰も思っていなかったのです。
つづく
@a rehearsal studio of Alvin Ailey Theater
P.S. “HIKOBAE“は現地のテレビでも取り上げられたようです。こちらから観られる模様(PCのみ)。俺もインタビューに答えてます。
http://manhattan.ny1.com/content/top_stories/157466/play-explores-japan-disaster-s-human-connections