みなさんこんにちは。鈴木憲和です。
本日は、朝一で自民党農林部会があり、平成26年産米の価格等について農水省から説明をいただき議論しました。
各銘柄について、JAからの概算金が下がっていることで、現場の皆さんからの切実なご意見や、市議会、町議会のみなさんからの要望などをたくさんいただいているところです。
まず、概算金は、JAから生産者への仮渡金であり、その価格が米の最終的な手取りになるわけではありませんので、後日、追加で精算払いがあります。
今年の需給の状況ですが、生産調整は例年以上に進んでおり、主食用の米の作付や生産量は前年よりも減っています。
このため、最終的な米価については、今後の推移を見守っていただきたいと思います。
概算金については、銘柄によって減額の幅が違うほか、地域によって販売の努力の差がでているのではないかと感じます。
これからは、いいものを納得のいく価格で安定的に売る努力を産地がいかにしていくかは大切な要素になります。
また、万が一、米価が再生産可能な価格よりも下回る場合は、「ナラシ」という仕組みで補て んが行われます。
山形県の場合は、1俵あたり14850円を基準に、それを下回る相対取引価格であれば、差額の9割が補てんされます。
今年の場合は、特例として、「ナラシ」に加入していない生産者にも、その半額程度が国費から補てんされます。
今後の価格の推移を見守りながら、慎重かつ丁寧に対応していきたいと思いますので、地域ごとに説明の必要がありましたら、時間の許す限り伺いますので、お気軽に事務所まで連絡いただければと思います。
日本の水田農業が引き続き、経営していけるように、中長期的な視点も忘れずに、取り組んでいきますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いします。
また、情勢の変化があり次第、ブログでも報告させていただければと思います。
鈴木憲和