ワンピースというマンガ本を手に取り読み始めた。
なんとな~く読み始めたのだが、あるひとつのセリフに目が止まったんだ…

「…なりたいからなるんだ。その為に闘って死ぬんなら…別にイイ」







…あれは、オレがプロレスラーを夢見て目指し始めた頃だった。
15才の6月だ。
オレは、とにかくプロレスラーになりたかった。




「オレ、プロレスラーになるんだ!」




でもまわりのオトナは全員が全員…

「ムリだろ?」
「なれるわけない」
「あれはテレビの向こうの話だ」
「大怪我するぞ?」
「死んじゃうぞ?」

親も…
兄弟も…
友達も…
近所のオトナも…
先生も…

みんなが言った…ムリって。
親は体を心配してくれた…「死んじゃったらどうすんの?」って。



う~ん、そうかな~?
オレは全然ムリだとは思わなかった。


オレは「ムリ」といったヤツらにこう言ったんだ。


「誰がなんと言おうと、オレがやるって言ったらやる!」
「死ぬかどうかなんてやってみなきゃわかんねえだろ?」
「オレは死なねえし、もしそれで死ぬんだったらそれまでだ。」
「オレはぷろれすのチャンピオンになるんだ~!!!」







あれからずいぶんと時間が経ち、今現在オレはプロレスをしている。
色んなことが有り、怪我もたくさんして来たけど、
現在もプロレスを続けている…。






ワンピースを読んで、たくさんの人が楽しんでいる。
昨日から映画も始まったみたいだし。
ハマった所は人それぞれ。
だけど、オレがこのマンガにハマったイチバンの理由は…

このセリフだ。


最初の最初にルフィがコビーに言ったこの一言だ。

「アノ時」の自分と重ねちゃったんだ…。







誰もが「ムリ」と「ダメ」といったプロレス。
オレはプロレスラーになり…
チャンピオンにもなった…
でも…
オレの夢は、まだまだ終わらない。


ワンピースという作品と出会い、
こんなに単純で、シビレるセリフと出会った。
だから、これからは…




プロレス王にオレはなる!!!







…これだな。

笑えばイイ。
ムリだ、バカだと言えばイイ。
そうだな、フツーに考えたら出来るワケないもんな。


でも…出来ると思うんだけどな…


フフフッ…

バカバカしい、オレの新しい「夢」だ…(笑)



























ダメだと思えば出来ない…ムリだと思えば無理だ…だけど、「出来る」と思えば何でもできるさ!…きっとね…

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